低血糖症は食事療法で良くなる?低血糖症対策にオススメの食事をご紹介!

近年、新たな疾病として注目を集めている「低血糖症」。
昔は「糖尿病の人がなる病気」というイメージでしたが、最近では糖尿病になっていない人でも低血糖症になる人が増えています。
低血糖症とは、血糖値が正常値以下にまで下がってしまう状態のこと。低血糖になると、イライラしたりやる気が起きなかったり、急激な眠気に襲われたり、不安やパニックになる方もいます。
現代の医療現場では、まだまだ低血糖症については認知されていません。
その為、病院でいくら検査を受けても、医師に不調を訴えても、原因不明として扱われてしまうことも多くあります。
また、症状に対して無意味な降圧剤や抗不安剤などの精神薬を処方されるだけで、全く解決にならないこともあります。
このような低血糖症に対して、食事から改善していくことは可能なのでしょうか❓
また、低血糖症の原因究明や根本解決のためにはどうすれば良いのでしょうか❓
今回は、低血糖症の原因と食事での対処法について、分子整合栄養医学の観点から解説します。
低血糖は食事療法で対策できるのか❓
低血糖症とは、血糖値が正常範囲以下にまで下がってしまった状態の事です。
通常血糖値は80〜100前後に保たれていますが、何らかの原因で血糖値が80以下を下回っている状態が続いていると、低血糖症と判断することが出来ます。
低血糖状態になると、冷や汗や動機、意識障害や痙攣、手足の震えなどの症状が現れることもあり、最悪の場合は死に至る恐れもあります。
他にも、「食べた後や夕方になると猛烈な眠気が襲ってくる」というのも低血糖の典型的な症状の1つです。それ以外にも耐えられないほど甘い物の欲求が強くなったり、気分が落ち込んだり不安感に襲われるなど、その症状は多岐にわたります。

そんな低血糖症は、食事で対策できるのでしょうか❓
低血糖症の原因には様々な種類がありますが、急を要さない場合と、反応性低血糖症の場合はある程度食事で対策することが可能です。
というのも、低血糖症を食事で対処する場合、食事という特性上、口から食べ物を摂取出来ることが前提となります。
そのため、意識を失ってしまった状態や、痙攣が起こってしまったような状態では、食事で対処することが出来ません。このような場合は、迷わず救急車を呼ぶなど適切な対応を行って下さい。
また、意識があって何か食べられそうな急性状態の場合は、ハチミツや砂糖水など吸収の良い糖分で応急処置を行う事が適切な場合があります。こちらも、状況に応じて適切な対応を行うようにしましょう。
こちらの記事では、応急処置が必要になる前の低血糖対策をご紹介します。
食事で低血糖対策を行う場合は、前提として「反応性低血糖症」という低血糖症である事が前提です。
「反応性低血糖症」とは、何か食べ物を食べることによって血糖値の上昇が見られる低血糖症の事です。対して、何か食べ物を食べても血糖値が上がらない「無反応性低血糖症」もあります。
無反応性低血糖症は、副腎疲労や肝機能障害などによって、血糖値を維持するための機能に異常が引き起こされることで発症します。
こちらは食事で対策するよりも、血糖値を正常に維持するための機能を回復させることが優先です。
もし、無反応性低血糖症である場合は、食事で何とかしようとするよりも下記の記事を参考に原因追及と適切な対応を行って下さい。

仮に、反応性低血糖症であった場合は、食事による低血糖症のアプローチが有効です。
反応性低血糖症の原因は、糖尿病治療におけるインスリンの効き過ぎや、食事量が少ない場合にも起こります。
また、甘い物を食べすぎたときに低血糖が引き起こされる「血糖値スパイク」や「隠れ低血糖」も反応性低血糖症の原因となりますので、これらに当てはまる方は食事の見直しも含めて、是非下記の方法を試してみて下さい。
低血糖症対策にオススメの食事療法
それでは、ここから反応性低血糖症に対するオススメの食事療法をご紹介します。
反応性低血糖症の対策として行いたい食事方法が、
- カロリーをしっかり摂る
- 甘い物の食べ過ぎを控えて血糖値スパイクを予防する
- よく噛んで食べる
- 食物繊維が多い食べ物を一番先に食べる
- 食事をこまめに回数多く食べる「回数頻回食」にする
の5点です。
低血糖症は、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が低くなってしまうことで引き起こされる事は最初に説明しましたね。
このブドウ糖は、主にデンプンや砂糖など、食べた食べ物が胃で消化され、腸から吸収されることで血液中にブドウ糖が供給されています。
そのため、食事から十分な栄養が摂れていない場合は、血中に供給されるブドウ糖(カロリー)が足りなくなり、低血糖になりやすくなってしまうのです。
また、消化吸収能力が弱っている場合や、血糖値を維持する機能に問題がある場合は、一度に大量の食事を摂っても上手く糖質を貯蔵、利用することが出来ません。
これを防ぐためにも、食事は回数頻回食がオススメです。
加えて、血糖値の乱高下(血糖値スパイク)による低血糖を防ぐためにも、甘い物を食べすぎることは控えましょう。
それぞれ、詳しく解説しますね。
カロリーをしっかり摂る
低血糖が起こる原因としてよくありがちなのが、「カロリー摂取不足」による低血糖症です。
人体は、食べた食べ物をエネルギーに変えて体を動かしたり、体温を維持したり、消化吸収をしたりしています。
この時、過剰な糖質制限や食べないダイエットなどによって摂取カロリーが低くなってしまうと、体内で利用出来るエネルギーが枯渇し、低血糖へと陥ってしまいます。
特に、エネルギーであるブドウ糖が枯渇すると困るのは、脳や神経系、赤血球です。
脳や赤血球はブドウ糖を唯一のエネルギー源として利用しており、ブドウ糖が枯渇すると脳のエネルギー不足を招きます。その結果、やる気が起こらなかったり、鬱や不安感、パニックを引き起こしたりなど精神的にも大きな不調が表れるのです。
脳へのエネルギー源が足りなくなると意識不明や死に至る可能性があることから、身体は必死になって身体の中で党を作ろうとします。その材料となるのが、筋肉ですね。
身体は糖が足りなくなると筋肉(タンパク質)を壊してアミノ酸にし、アミノ酸からブドウ糖に合成します(糖新生)
つまり、食べないダイエットやカロリー制限によるダイエットは、筋肉を壊してエネルギー源として使ってしまうため実際には脂肪が燃焼されることはありません。
体重が減ったと喜んでいるのは、実は筋肉量が低下した事による体重低下なのです。

筋肉量が落ちることによるデメリットは、何と言っても低血糖症が進行してしまうことです。
私達がエネルギーとして摂取したブドウ糖は、主に筋肉組織に運ばれ、筋肉でエネルギーとして使われることで消費しています。
この筋肉量が落ちると糖の利用量や貯蔵量が減ることから、糖代謝が著しく悪化してしまいます。
筋肉には「グリコーゲン」という貯蔵型の糖を貯蔵していて、身体の中で糖が足りなくなると必要に応じてグリコーゲンがブドウ糖に変換されて利用されています。
筋肉量が低下するということは、この貯蔵できるグリコーゲンの貯蔵量も減ってしまっているということ。これでは、低血糖になったときに血糖値を上げるための糖が足りず、低血糖症がドンドン悪化してしまうのです。
また、胃や腸も筋肉で出来ていますので、筋肉量が落ちることで消化吸収能力も落ち、最悪の場合には後述する「甲状腺機能低下症」や「SIBO」「リーキーガット症候群」などにも発展する恐れもあります。
ですので、間違ったダイエットや極端な糖質制限、最近流行りの「ファスティング」などは低血糖症を引き起こす主な原因になりますので、絶対に止めましょう。

食べないダイエットやファスティング、過剰な糖質制限は
体に悪いから絶対に止めようね❗
カロリーをしっかり摂るには❓
カロリーをしっかり摂る方法としては、まず第一に「食べないダイエット」や「ファスティング」「過剰な糖質制限」は行わないようにすることです。
このような食べないダイエットやファスティングを行っても、脂肪は燃焼されません。
一時的に体重が落ちたように見えますが、これは「脱水」による水分量の低下と「筋肉量の低下」によって体重が減ったためです。
筋肉量が減ると糖代謝も悪化し、同じく低血糖症も酷くなっていきます。
筋肉を落とさないようにするためには、適切なカロリー摂取が欠かせません。
その為には、ご自身に必要なカロリー摂取量を把握し、基礎代謝を下回らないように食事を摂取していきましょう。
必要なカロリー量の計算は、次のサイトで計算することが出来ます。


サイト上で、ご自身の体重と身長、年齢と性別を入力し、活動レベルを「低い」「普通」「高い」の中から選択して「計算」ボタンを押せば、一日に必要なエネルギー量と基礎代謝量が分かります。
ここで計算したカロリー量を参考に、一日に必要なエネルギー量は必ず摂取するようにして下さい。
例えば、ある人の基礎代謝量が1320kcal/日、一日に必要なエネルギー量が2292kcal日だとしましょう。


この基礎代謝量は、「体温など生命維持をするために絶対必要なカロリー」のことです。この基礎代謝を下回ると命の危険に晒されてしまいます。
基礎代謝量以上のカロリーは生きる上で最低限必要なカロリーですので、絶対に下回らないよう注意しましょう。
一日の必要エネルギー量は、基礎代謝に加えて体を動かしたり、頭を使ったり、喋ったりするなど日常生活を送る上で必要なカロリーが足された物です。
この一日の必要エネルギー量を十分に摂取する事で、筋肉が壊されてエネルギーとして使われてしまうことを防げます。
ですので、ご自身に必要な一日のエネルギー量を計算し、これを下回らない食事をするようにして下さい。
逆に、この必要エネルギー量よりも多いカロリーを摂取してしまうと肥満に繋がります。
多すぎても少なすぎても体には良くありませんので、適切なカロリー摂取量を心がけて下さいね。



低血糖症を防ぐためには、適切なカロリーの摂取量が大事なんだね❗



その他にも、タンパク質やビタミンB群など栄養素の補給も大事だよ❗
消化吸収能も弱っている可能性もあるから、血液検査を受けて自分の状態の確認することと、必要な栄養アプローチのアドバイスを受けてみてね
甘い物の摂りすぎによる血糖値スパイクを予防する
低血糖症を抱える方が特に注意すべきは「甘い物の摂りすぎ」です。
先ほどのカロリー補給で補給するカロリーは、何でも良いわけではありません。
甘い物の摂りすぎによって血糖値スパイクが発生し、高血糖と低血糖の状態を繰り返してしまうのです。
血糖値スパイクとは、血糖値が急激に上昇した後、急降下して低血糖になってしまう状態の事。


例えば、カロリーが高い食べ物としてチョコレートがあります。低血糖になったときや、カロリー補給の手段としてチョコレートを食べたとしますよね。
すると、チョコレートに含まれる糖が吸収されて血糖値は上昇していきます。健康な方なら血中のブドウ糖が筋肉で使われたり貯えられたりして、血糖値が上がりすぎることはありません。
しかし、この時にブドウ糖を上手く代謝出来ない状態になっていると、使い切れなかったブドウ糖が血中に溢れ、今度は血糖値が高くなりすぎてしまうのです。
血中のブドウ糖濃度が高くなりすぎた場合は、高くなった血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。
低血糖を抱えている方は、このインスリンの働きが落ちていて、通常よりも多くのインスリンを分泌しなければ血糖値が下げられない状態になっています。
大量に分泌されたインスリンによって今度は血糖値が急激に下がり、また低血糖に陥ってしまうのです。
このような血糖値の乱高下を、「血糖値スパイク」もしくは「隠れ低血糖」と言います。
血糖値スパイクの原因は、主に糖質の摂りすぎとインスリンの働きが悪くなっていることで引き起こされます。
チョコレートに限った話しではありませんが、甘いものや糖分、炭水化物を食べる際は一気に大量に食べないように心がけて下さい。
血糖値スパイクを起こさないためには、炭水化物や甘い物に偏った食生活を改めることです。
ラーメンやパスタ、うどん、パン、お菓子、ジュースなど、精製された糖を大量に摂取することで血糖値が乱高下し、「血糖値スパイク」と呼ばれる状態が起こります。
このような炭水化物や糖質ばかりに偏らず、スープやサラダなどの前菜、餃子や小籠包などの副菜、そして唐揚げや焼き肉などの主菜、メインの主食となるご飯などをバランス良く食べる事が重要です。
この時、必ずサラダやスープなどの前菜や食物繊維が豊富な食べ物から食べるようにし、ご飯などの主食は最後に食べるようにしましょう。
サラダや野菜に含まれている食物繊維は、消化・吸収を緩やかにしてくれる作用があり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。加えて、次にタンパク質や脂質などが先に入ることで、更に血糖値の急激な上昇を抑えることが可能です。
また、食べる時はしっかりと「よく噛んで」食べる事も重要です。よく噛むことによってインスリンが食事中から分泌され、血糖値の急激な上昇を防いでくれます。
よく噛むコツとしては、一口食べるごとに箸を置くこと。こうすることでワンクッション動作が加わり、早食いを防止できます。
噛まずに飲み込むとその分だけ短時間に大量の食べ物を胃と腸に送り込むことになり、血糖値が上昇しやすくなりますので注意して下さい。
それから、バランスの良い食事をよく噛んで食べたら、スグに歩くことも重要です。
食べた糖質は、エネルギーとして使っていくことで消費できますので、体を動かせばその分だけ血糖値の急上昇を防ぐことが出来ます。
軽いウォーキングでも構いませんので、食べ終わったら30分から1時間くらいは歩くようにしましょう。
間違っても、食べたすぐ後に横になったり寝たりしないようにして下さい。エネルギーとして使われなかった糖質はインスリンによって脂肪に変えられ、貯えられてしまいます。脂肪が付くことによって余計に糖代謝が悪化する原因になりますので、食べた後はなるべく体を動かす事を心がけて下さい。



低血糖対策には、バランスの良い食事と運動が大切なんだね。
でも、バランスの良い食事や運動を心がけても、どうしても血糖値が上がり過ぎちゃうよ



なるほど、そんな時は回数頻回食にするといいね



回数頻回食❓



そう、少ない食事をこまめに食べることだよ。
こうすることで血糖値の急激な上昇を抑えてくれるんだ。



そうなんだ❗
どうやってやれば良いのかな❓



基本は、吸収が比較的穏やかな糖質をこまめに摂るのがオススメだよ。
食事をこまめに摂る回数頻回食を実践する
バランスの良い食事を心がけても低血糖になってしまう場合は、回数頻回食を実践してみましょう。
回数頻回食とは、1時間や2時間おきに少量の食事を何回も摂取する事です。また、朝昼晩の三食に加えて、間に間食を挟むという方法もあります。
こうすることによって食事一回あたりの血糖値の急激な上昇を抑えることが出来、血糖値を一定に保てるので低血糖も防ぐことが出来ます。
回数頻回食のコツは、「吸収が比較的穏やかな糖質を組み合わせる」事と、「なるべくこまめに食べる」こと。
こうすることで血糖値の乱高下を防ぎ、更に血糖値を下げないように安定させることが出来ます。


ここで言う吸収が比較的穏やかな糖質とは、お米や芋類などのデンプン質のことです。
デンプンは噛むことによって徐々にブドウ糖に分解され、徐々に吸収されていきます。
このため、精製された砂糖を補給するよりも、比較的穏やかに血糖値を上昇、維持させることが出来るのです。
また、いくらお米でも一気に食べると血糖値が急上昇しますので、何回にも分けて食べるようにしましょう。
お団子くらいに小さく握ったおにぎりを1時間おきに食べるなど、細かく分けて食べれば、血糖値をなるべく一定以上に保つことが可能になります。
それから、お米などのデンプン質は油でコーティングすると急激な血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
具体的には、チャーハンやピラフなど、お米を油で炒めるものがこれにあたります。
これらも血糖値スパイクや低血糖の予防としてはそれなりに活用出来ますので、吸収の早い糖質と吸収の遅い糖質を組み合わせてなるべく回数頻回を行い、低血糖にならないよう工夫してみて下さい。



バランスの良い食事や運動に加えて、回数頻回食で持続性がある糖を摂ることも大切なんだね。



うん、お米は冷やすと食物繊維に変わってさらに消化が遅くなるよ。
油で炒めたり冷やしたり、工夫しながら量を調節して摂っていくことが大事だね。



分かった❗
色々試してみるよ❗
低血糖症対策にオススメの栄養素
ここまで、低血糖対策にオススメの食事方法をご紹介してきました。
ただ、上述した食事を行ったとしても、低血糖症が根本的に解決するわけではありません。
これらはあくまで低血糖にならないために行う食事方法であって、低血糖になる根本的原因を解決してくれる方法では無いからです。
特に反応性低血糖症の原因は、インスリンの働きが弱くなることや、食べた食べ物がきちんとエネルギーとして利用出来ない場合に引き起こされます。
健康な人であればきちんと利用出来るブドウ糖も、低血糖症の方はうまく利用出来なくなってしまっているのです。
また、上昇した血糖値を下げてくれるホルモンである「インスリン」も、低血糖症の方は働きが弱くなってしまっている場合が多くあります。
インスリンはタンパク質を始めとした栄養から作られており、身体がブドウ糖をエネルギーとして使うためにもビタミンB群などの栄養が必要です。
低血糖症の根本解決を目指すのであれば、先ほどの食事方法に加えてこれらの働きを助けてくれる栄養素も補っていくようにしましょう。
具体的な栄養素としては、亜鉛、タンパク質、ビタミンB群、食物繊維などです。
亜鉛はインスリンを構成する栄養素で、亜鉛が足りなくなるとインスリンの効きが悪くなります。
また、インスリンを作るためにもタンパク質が必要で、タンパク質や糖質を利用するためにはビタミンB群が必要です。これらはセットで摂って初めて意味がありますので、食事をする際はタンパク質やビタミン、ミネラルの補給も意識して行ってみて下さい。
亜鉛やタンパク質、ビタミンB群などの栄養素は、牡蠣、ウナギ、赤身肉、野菜などに多く含まれています。


それから、血糖値の乱高下を防ぐためにも食物繊維は積極的に摂取していきましょう。
食物繊維は5大栄養素に続いて第6の栄養素とも言われています。
食物繊維が含まれているサラダなどを最初に食べることで食べ物の消化吸収を送らせ、血糖値の急激な上昇を防いでくれます。
また、お腹の調子を整えてくれる作用もありますので、食物繊維が豊富なキャベツや芋類、ゴボウなどの根野菜も積極的に取り入れていきましょう。
これらの栄養素は、食事からすべて補給するのはなかなか難しいので、サプリメントで補っていくのもアリです。
サプリメントで摂る場合は、プロテインやビタミンB群のサプリ、亜鉛などご自身にとって足りない物を補う形で選んでみて下さい。
ただし、サプリメントには善し悪しがあり、質の悪いサプリメントを摂ることで逆に体調を壊してしまう場合もあります。
特に市販で売られているプロテインやサプリメント、海外サプリメントなどは添加物も多く、自然界に存在しない形の栄養素や、人体にとっては不自然な分子構造のサプリメントも多く販売されています。
また、ご自身の消化吸収能力に応じた製品を選ばなければ、未消化のプロテインが大量に腸に流れてしまって、逆に身体を壊す原因になってしまいます。
市販のサプリメントや海外で販売されている殆どのサプリメントは、「スポーツ用」として開発された物が殆どですので、低血糖症など消化吸収能に問題がある方向けには作られていないのです。
このような身体に合わないサプリメントを摂取する事で、逆に体調を悪化させてしまう事にもなりかねません。
サプリメントを選ぶ際はなるべく天然に近い形でかつ前駆体として働くもの、きちんと消化吸収と生体内での利用効率まで考えて設計された質の良いサプリメントを選びましょう。
オススメのサプリメントとしては、分子栄養学に基づいた処方設計がされているケンビックスのサプリメントがオススメです。





低血糖症の改善には、食物繊維やビタミン、
タンパク質なんかが必要なんだねー



うん、これあくまで必要最低限の栄養素で、
病態によっては他にも必要な栄養素が異なるよ。
人によって必要な栄養素が違うから、このあたりは検査を受けた方が良いね。



そうなんだね。
食事から摂ることは難しいから、やっぱりサプリメントで補うのが良いのかな。



食事から必要な栄養を補うのはほぼ不可能だよ。
加えて市販のサプリは安いだけできちんと溶けて吸収しなかったり、添加物などの悪影響が大きいから、質の良いサプリを選ぶのが鍵だね。
夜間低血糖が起こる場合の対策
栄養とは話がそれますが、低血糖症を抱える方の中には夜寝ている間に低血糖になってしまう「夜間低血糖症」や、朝起きたときに低血糖の症状が起こってしまう方がいます。
夜間低血糖が引き起こされる原因としては、上述した血糖値の乱高下やカロリー不足、血糖調節障害など。
寝る前や寝ている間、明け方などに低血糖が起こることで、様々な不調が起こります。
具体的な夜間低血糖の症状としては、
- 夜眠る前に何か食べないと眠れない
- 夜中の2時〜3時に目が覚める
- 悪夢やリアルな夢を見る
- 頭痛、二日酔いのような不快感
- 朝起きても眠れた気がしない
- 日中に着かれやすい
- 気分や感覚の低下
などがあります。
このような夜間低血糖の症状がある場合、適切な対処を行わないと質の良い睡眠がとれず、低血糖症が改善出来ません。
なぜなら、質の良い睡眠がとれていない場合は、睡眠不足によって自律神経が乱れ、交感神経が優位になったり副腎機能が疲れてしまったりすることで、更に低血糖症が悪化してしまうからです。
低血糖症は、自律神経の乱れや副腎機能、ホルモンバランスの乱れと密接な関係があります。
自律神経が乱れて交感神経が優位になったり、睡眠不足などでストレスが身体にかかると、副腎という臓器からストレス対策ホルモンである「コルチゾール」や「アドレナリン」などのホルモンが大量に分泌されます。
これらホルモンは身体の筋肉を壊してブドウ糖に変換し、血糖値を上げる作用があるため、自律神経が乱れている場合は身体の筋肉や組織がドンドン壊されてしまうのです。
筋肉などが壊されることによって低血糖症が悪化してしまう原因になることは、先ほども説明しましたよね。
ですので、夜間低血糖の症状がある場合は、真っ先に質の良い睡眠がとれるよう対策をしましょう。
人は、質の良い睡眠をとることによって身体を修復したり、脳を休ませています。
睡眠をしっかり摂ることで自律神経が整い、適切な血糖コントロールが出来る様になるのです。
では、具体的な夜間低血糖症の対策はどのようにすれば良いのでしょうか❓
オススメの方法としては、次の二つがあります。
- 寝る前にお米、ハチミツなどの補食を摂る
- 朝起きたらなるべく早く食事を摂る
の二つです。
低血糖症を抱えている方の場合、長時間の空腹時などは正常な血糖値を維持することが難しくなっています。
寝ている間は食事を摂ることが出来ませんので、食べない時間が長くなるとブドウ糖が枯渇して低血糖に陥ってしまいます。
そのため、対策としては寝る前にお米などの糖質を摂ることが有効です。
お米は、上述したように比較的吸収が穏やかな糖質になります。
この比較的吸収が穏やかなお米を、小さなおにぎり一個分くらいを目安に寝る前に食べましょう。
「お米以外のパンじゃダメなの❓」と思うかも知れませんが、パンの主成分である小麦は精製されていることから消化が早く、血糖値の乱高下を招きやすいために夜間低血糖対策の補食としては不向きです。
また、チャーハンなど油でコーティングされたお米を食べることで更に腹持ちが良くなりますので、状況に応じて工夫してみて下さい。お米は、アツアツのご飯を食べるよりも冷蔵庫で冷ました「冷や飯」の方がゆっくりと消化吸収することが出来ます。
この時、補食として食べる量は、食べ過ぎに注意して下さい。
お米といえど、大量に食べれば血糖値が急上昇し、血糖値スパイクを引き起こす恐れがあります。
あくまで夜間低血糖を防いで睡眠を確保するために行いますので、食べ過ぎて逆に低血糖になってしまうようなことにはならないよう気をつけましょう。
それから、人によってはお米よりも「ハチミツ」もしくはお米とハチミツを組み合わせた方が体に合う場合があります。


お米などのデンプン質は、「アミラーゼ」という唾液に含まれる消化酵素によってブドウ糖に分解されます。
人によってはこの消化酵素の分泌量や消化能力が低く、デンプン質がうまく消化できない場合もあります。
その場合は、ハチミツを組み合わせてみて下さい。
ハチミツはデンプン質と違って、既に果糖やブドウ糖などに分解された単糖類です。お米に比べて消化の必要が無く、速やかに血糖値を上げることが出来ます。
また、果糖はブドウ糖と違って一度肝臓に入ってからブドウ糖に変わりますので、比較的持続力があります。
このような吸収の良い糖質と、比較的吸収が穏やかなお米を使い分けて、夜間低血糖を防いでいきましょう。
ハチミツを補給する場合は、国産のアカシアハチミツを「ティースプーン一杯」が目安です。
国産のアカシアハチミツはハチミツの中でも果糖が多く、ブドウ糖が多いハチミツに比べて血糖値を緩やかに上げてくれます。
ハチミツは寝る前に摂るのも有効ですが、朝起きたときに低血糖の症状がある場合は朝起きたときに舐めるのもオススメですよ。
状況や体格に応じて、補給量や補給タイミングを工夫してみて下さい。



夜間低血糖対策にはハチミツとお米か・・・
これなら、簡単に出来そうだね。



うん、どちらが良いとかでは無くて、
どちらも組み合わせて行う事が大切だよ。
是非試してみてね。
食事に気をつけても良くならない場合は・・・
人によっては、上述した食事を工夫しても、低血糖がなかなか改善しない方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、低血糖の原因が違っていて、アプローチが間違っているかも知れません。
低血糖の原因には、意外にも様々な原因があります。
- 糖尿病
- 副腎疲労・慢性疲労症候群
- 副腎不全
- 脂肪肝など肝機能障害
- 甲状腺機能障害
- ピロリ菌感染、胃腸障害
- SIBO
- リーキーガット症候群
- 腸カンジダ症
- 更年期障害、自律神経失調症
これらに該当するような場合は、食事に気をつける以外にも原因となる病気の改善が必要になります。
また、低血糖には食事などで血糖値が上がる「反応性低血糖症」と、食事をしても血糖値が上がらない「無反応性低血糖症」があります。
この二つは同じ低血糖症に見えても全く原因が違う低血糖症ですので、まずはご自身がどちらの低血糖症かをきちんと判断してみましょう。
ご自身の低血糖症がどちらなのかを判断したいときは、「持続グルコース濃度測定検査」が有効です。
これは血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度をリアルタイムで測定することにより、血糖値の波を知ることが出来ます。
また、上記の病気が原因となる低血糖症については、「オーソモレキュラー療法の血液検査」を受けて頂くのがオススメです。
オーソモレキュラー療法では68項目に及ぶ検査項目に加え、消化能力や肝臓の状態、甲状腺機能の状態など様々な角度から身体の状態を分析し、低血糖症の原因と対策アプローチをアドバイスしてくれます。
これら検査を利用して、ご自身の低血糖症の根本原因と適切なアプローチ方法のアドバイスを受けましょう。
持続グルコース濃度測定検査を受けてみる
夜間低血糖症がある方や血糖値スパイクがある方は、まず持続グルコース濃度測定検査を受けてみて下さい。
この検査を受けることによって、ご自身にどの時間帯や食べ物で血糖値の乱高下が起きているのかや、低血糖が起こっているのかが分かります。
常に低血糖の症状がするなど、食べ物を食べてもなんら効果を感じないときもこちらの持続グルコース濃度測定検査を受けてみて下さい。
また、血糖値スパイクなどの血糖値の乱高下がある方は、チョコレートなどの糖分を補給した後に「異常に眠くなる」「頭がぼーっとする」「イライラが止まらなくなる」などの症状が起こることがあります。
このような不調を感じる場合は、血糖値スパイクが引き起こされている可能性を疑ってみて下さい。
実際に血糖値に異常が起こっているかどうかは、「持続グルコース濃度測定検査」を受けると分かります。


持続グルコース濃度測定検査とは、針の付いたセンサーを装着し、そこから血中のブドウ糖濃度(グルコース)を継続的に測定していく検査です。
測定されたグルコース濃度はグラフ化され、どのような時に高血糖や低血糖になっているのかの波が分かります。


このように、装着したセンサーに読み取り装置をかざすことによって血中のグルコース濃度をリアルタイムでモニタリング出来る仕組みですね。
この装置で読み取ったデータから、どのような低血糖や血糖コントロール障害が体内で起こっているかを解析することが出来ます。
例えば、
空腹時血糖が80を下回る時間が長かったら低血糖症の可能性あり。
食後血糖値が160を超えるようなら血糖値スパイクの疑いあり。
空腹時血糖が130を超えているようなら糖尿病の疑いあり。
夜間低血糖や特定の時間に低血糖が起こる場合は、糖代謝異常の疑いあり。
血糖値が60~80前後から上がらない場合は、血糖値を上げられない糖代謝異常の疑いあり。
といったように、読み取ったグラフや血糖値の傾向からどのような低血糖や血糖コントロールの異常があるのかが分かってきます。
最初にお伝えしたように、低血糖には食べ物を食べて血糖値が上がる「反応性低血糖」もあれば、何を食べても血糖値が上がらない「無反応性低血糖」という低血糖の状態もあります。
反応性低血糖の場合は、血糖値の下がりすぎにも注意しなければなりませんが、甘い物や炭水化物の摂りすぎにも注意しなくてはなりません。
また、無反応制定血糖の場合は単に甘い物を食べただけや食べ物を工夫しただけでは何の解決にもなりません。
このような状態を調べずに、食事から低血糖をどうにかしようとしているだけでは、低血糖症がさらに酷くなる可能性が高いです。
低血糖の種類によってそれぞれ原因や対処法が異なりますので、ご自身の原因や対処法を知るためにも是非持続グルコース濃度測定検査を受けてみて下さい。
持続グルコース濃度測定検査の受け方
持続グルコース濃度測定のやり方についてですが、測定自体は病院など医療を通さなくてもご自身で必要な機材を揃えて頂ければ測定可能です。
「リブレ」と呼ばれるセンサーと読み取り装置を準備し、ご自身で装着すればお好きなタイミングで血糖値をモニタリングすることが可能になります。
持続グルコース濃度測定に用いるリブレのセンサーと読み取り装置については、楽天やアマゾンでも販売されていますので興味ある方はご自身で揃えてみて下さい。
ただし、ご自身で行う場合は医師からの解析はありません。測定結果は、全てご自身の判断の下で利用して頂くことになります。
持続グルコース濃度測定検査は、血糖値の上がり下がりを単に見ているだけで無く、その根本にある糖代謝異常の原因を探る検査になります。
ご自身で測定しても、そのデータを活用出来なければ全く意味がありません。データの読み方が分からない方は、きちんと医療を通して医師に解析して貰いましょう。
もし医療として受ける際は、提供している医療機関選びに注意して下さい。
持続グルコース濃度測定検査は、どこでもやっているわけではありません。解析結果の解説や対処方法などを詳しく教えてくれる医療機関はごく僅かです。
その中でも、「オーソモレキュラー療法」に対応した医療機関で受けて頂くのがオススメです。
低血糖は単に血糖値が下がってしまうだけでは無く、肝臓や副腎疲労など様々な原因が関係しています。
持続グルコース濃度測定検査を受けたとしても、その次に根本原因を調べられる検査が受けられなければ意味がありません。
オーソモレキュラー療法では、68項目にも及ぶ血液検査に加え、副腎機能の検査や持続グルコース濃度測定検査も提供しています。ご自身の状態に合わせて検査項目が選べますので、お困りの方は是非受けてみて下さい。
また、オーソモレキュラー療法のクリニックが提供している持続グルコース濃度測定検査については、測定に必要な測定器とセンサー、そして医師の解析もセットで提供されており、ご自宅にて測定可能です。
わざわざ病院まで検査を受けに行く必要はありません。解析も、電話で直接医師から解析が受けられます。
低血糖症の疑いがある方は、是非こちらを活用しましょう。
ご希望の方は、記事最後尾のプロフィールに記載されている「オーソモレキュラー療法申し込みページ」からご相談下さい。検査に必要な手続きなどをご案内致します。



なるほど、低血糖にも種類や原因があるんだね・・・



そうだよ、だからこそ検査を受けるのが重要なんだ。



食事をしてもどのくらい血糖が上がってるのかも分からないし・・・
分かった、持続グルコース濃度測定検査を受けてみるよ❗
オーソモレキュラー療法を受けてみる
持続グルコース濃度測定検査に加えて、血糖値の乱高下や低血糖、無反応性低血糖症がどのような原因から引き起こされているのかを、オーソモレキュラー療法の血液検査で調べて見ましょう。
先ほど低血糖症の原因となる病気をいくつか挙げましたが、これらの原因は1つとは限らず、複数の原因が複雑に絡み合っている場合が殆どです。
そのため、低血糖症のアプローチ方法は人それぞれ異なります。
例えば、甲状腺機能低下症とインスリン抵抗性、副腎疲労が組み合わさって低血糖症になっている方と、糖質の摂りすぎや摂らなさすぎによって低血糖が起きている方とのアプローチは全く違います。
また、先ほど紹介した原因以外にも、「胃の状態が悪い方」や「貧血」「肥満かどうか」や「遺伝的な問題」などの問題も関係してきます。


これら原因となる要因を検査で洗い出し、その人に合ったアプローチを行っていく事が重要です。
その為には、68項目にも及ぶオーソモレキュラー療法の血液検査と、副腎や甲状腺の検査、糖尿病や酸化ストレスなどの検査を必要に応じて組み合わせて、客観的データに基づいたアプローチを行っていく必要があります。
先ほど解説した持続グルコース濃度測定検査については、血糖値の波は分かりますが、なぜ低血糖が引き起こされているかについての原因までは分かりません。
これを調べるためにも、一度オーソモレキュラー療法の血液検査を始めとした各種検査を受けてみて下さい。
オーソモレキュラー療法の血液検査を受けると、次のようなレポートに加えて、無料で栄養アドバイスを受けることが出来ます。








このような情報を元に、あなたに合わせたアプローチを行っていきましょう。
オーソモレキュラー療法の詳細については、下記サイトをご覧頂けます。
また、検査をご希望の方は、記事最後尾のプロフィールに記載されている「オーソモレキュラー療法申し込みページ」からご相談下さい。検査に必要な手続きなどをご案内致します。
❗質の悪いサプリでのアプローチはむしろ低血糖を悪化させる❗
オーソモレキュラー療法では、血液検査や各種検査の結果に応じて専用のサプリメントで栄養アプローチをしていきます。
この際、「市販されているサプリメントや海外サプリメントを利用して行っていきたい」と思うかも知れません。
しかし、市販されているサプリメントやアイハーブなどで販売されているサプリメントで栄養アプローチをするのは非常に危険です。
特に海外で販売されているサプリメントやプロテインについては、日本人向けには設計されていません。
加えて、主な目的が「スポーツ用」として開発された物ばかりで、治療を目的とした利用には不向きです。
また、人工甘味料を始めとした添加物も多い上、栄養素が酸化して効力を失っている物や、自然界に存在しない化学構造に加工された物も多くあります。
これらを大量に摂取することでむしろ身体や肝臓にダメージを与えてしまい、低血糖症が酷くなる場合もありますので、栄養アプローチを行うときは市販サプリや海外サプリで代用せず、オーソモレキュラー療法専用のサプリメントでアプローチするようにしましょう。



サプリメントはどれも同じじゃ無いよ❗
質の悪いサプリメントを使うと逆効果になるから、オーソモレキュラー療法用に作られたサプリメントでしっかりアプローチしてね❗
低血糖症は食事療法で良くなる?低血糖症対策にオススメの食事をご紹介!まとめ


以上が、低血糖症対策にオススメの食事方法と栄養素、検査方法でした。
低血糖症は、単に血糖値が下がってしまうだけの症状だと捉えられがちですが、その裏には様々な原因が隠れています。
この原因には様々な病気が関わっており、食事だけで低血糖症を改善することは出来ません。
回数頻回食や夜間低血糖症対策など、ある程度食事を整えれば低血糖の症状自体は軽くなります。
しかし、これでは外部からの糖質で血糖をコントロールしているだけですので、根本解決にはなっていないのです。
人間の身体には、元々血糖を正常値に保てるようコントロールする機能が備わっています。その機能をきちんと整えない限り、低血糖症の改善は見込めません。
是非、このあたりの原因をしっかり調べて適切なアプローチを行っていきましょう。
今回ご紹介した食事方法と検査方法は、根本原因から解決する際の大きな手助けになるはずです。
食事だけで治そうとせず、低血糖症が引き起こされている根本の原因からアプローチしていくようにしてください。



低血糖症の改善方法は人それぞれ違うんだね❗
分かった、オーソモレキュラー療法を受けてみるよ❗



うん、是非受けてみて❗
オーソモレキュラー療法を行っている方には、無料で栄養カウンセリングも行っているよ❗利用してみてね❗