低血糖時に補給するオススメの飴はどれ? 低血糖に対する飴の効果と、低血糖症の原因を分子栄養学的観点から解説
糖尿病の方は低血糖症に陥りやすいと言われており、いつどこで低血糖症を発症してしまうかは全く想像が出来ません。低血糖症に陥ると命に関わることから、糖尿病よりもリスクが高いとされています。
この低血糖症に陥ってしまったときは、甘い物を補給するのが効果的と言われていますよね。甘い物にはいくつか種類がありますが、その中でも手軽で美味しく食べられる「飴」があります。
この飴で、低血糖症の予防や改善を行うことは出来るのでしょうか? 今回は、低血糖時に飴を舐める効果と、なぜ低血糖症を引き起こしてしまうかの原因についてを分子栄養学的観点から解説します。
目次
低血糖時に飴を舐めたら、低血糖症は改善出来る?
ナンナン
うぅ、めまいがしてふらふらする・・・💦
おかしいな、さっきご飯を食べたばかりなのに・・・また何か糖分を補給しなくちゃ💦
あらら・・・もしかして低血糖症❓
ここに飴があるけど舐める❓
うん、ありがとう❗
ふう・・・ちょっと落ち着いたよ💧
低血糖症対策に、飴もちょっと持ち歩くと良いね。
うん、甘い飴なら手軽に血糖値が上げられるもんね
そうだね。でも、低血糖対策なら糖の種類をちゃんと選ばないとダメだよ。血糖値を上げてくれる糖もあれば、血糖値が上がらない糖もあるんだ。
えっ、血糖値が上がらない飴もあるの❗❓知らなかった💦
じゃあ、血糖値が上が飴を舐め続けたら僕の低血糖症も治るのかな❓
いやいや、確かに飴で血糖値を上げることは出来るけど、それで低血糖症自体が改善出来るわけではないんだ。
ええっ❗そうなの❗❓
血糖値が下がったなら、単に上げれば良いだけじゃないの❓
いや、低血糖症に陥ってしまう原因には、根本に糖代謝の悪化が関係してるよ。だから、飴を舐めただけじゃ低血糖症は改善出来ないんだ。このあたり、もうちょっと詳しく説明してあげるね。
低血糖は、一型糖尿病や二型糖尿病などでインスリン注射を行っている方がなりやすいと言われています。これは、インスリン注射や血糖降下剤が効きすぎることにより、血糖値が下がりすぎてしまうことがあるためです。
他にも、何を食べても血糖値が上がらない「無反応性低血糖症」や、通常時は正常の血糖値にもかかわらず、何か甘い物を食べたり食事をしたりすると血糖値が乱高下して低血糖症に陥ってしまう「機能性低血糖症」を抱えている方もいます。
低血糖とは、通常よりも血液中にあるブドウ糖(グルコース)が下がりすぎてしまう状態の事です。通常、血糖値は90〜100mg/dl程度を維持していますが、これが80〜70mg/dlを下回っていると低血糖と判断することが出来ます。
低血糖になると冷や汗をかいたり、手や指が震えたり、最悪の場合は意識障害や死に至る恐れもある恐ろしい病気です。そのため、低血糖の症状が現れた際は身を守るためにも速やかに糖分を補給することが必要とされています。
低血糖の主な症状
- 全身の倦怠感、疲れやすい
- 集中力が無い
- 眠気が強く、朝起きられない
- 寒がり、低体温
- 動悸がする
- めまいがする
- 冷や汗をかく
- 不眠
- イライラする
- 頭痛
- 神経過敏
- 不安、恐怖感が強くなる
- 太りやすくなった
では、なぜ血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が低下すると、手の震えや意識障害などを引き起こしてしまうのでしょうか? この理由は、脳が使える唯一のエネルギー源がブドウ糖であり、体にとっては無くてはならない栄養素の1つだからです。
この血中のブドウ糖の量が下がってしまうと脳にエネルギーが回らなくなってしまい、最悪の場合は意識障害や死に至る恐れがあります。これを防ぐためにも、身体は下がった血糖値を上げる機能が備わっていて、低血糖になることを防いでくれています。
この血糖値を上げる働きをするのが「アドレナリン」や「コルチゾール」などのホルモンです。これらホルモンは筋肉などに含まれるタンパク質を分解してブドウ糖に合成(糖新生)する働きを促すことで、血糖値を上げる働きをします。
しかし、これらホルモンは同時に交感神経を刺激刺激してしまうため、自律神経のバランスが崩れてしまいます。その結果、冷や汗をかいたり不安感が出たり、手足が震えたりするなど不快な症状も引き起こしてしまうというわけです。
低血糖症って、実は怖い病気だったんだね💧
そうだよ、時には命を失うこともあるんだ。だから、低血糖になったときは早急に糖分を補給することが大切だよ。
じゃあ次は、低血糖時に補給するべき糖の種類と、飴に含まれる糖分の有効性について説明するね。
低血糖時には、早急に糖分の補給を。ただし糖の種類には注意!
では、低血糖になってしまったときは、どのような糖を補給すれば良いのでしょうか?
糖分には様々な種類の物がありますが、その中には血糖値を上げてくれるものもあれば、全く血糖値に影響しないものもあります。
この違いは、含まれている「糖分の違い」によるものです。砂糖やブドウ糖が含まれているものは血糖値が上がりますが、オリゴ糖や人工甘味料が含まれているものは血糖値にあまり影響を与えないという特徴があります。
このため、低血糖時の糖分補給は糖の種類に気をつける必要があります。最近では人工甘味料が使われた飴や、オリゴ糖が使われた飴も増えてきているため、選ぶ際は注意して下さい。
低血糖症時の糖分補給に向いている糖
- 砂糖
- ブドウ糖
- 果糖ブドウ糖液糖
- グラニュー糖
- ハチミツ
- 三温糖
- 中ザラ糖
- 黒糖
- 上白糖 など
逆に、血糖値に影響を与えにくい糖としては、次のような物があります。これらは低血糖時に補給しても血糖値を上げることは出来ませんので注意して下さい。
低血糖時の糖分補給に向いていない糖
- 人工甘味料
- ラカントなどの糖アルコール類
- キシリトール、ステビアなどの甘味料
- オリゴ糖
- 果糖
合成人工甘味料に注意❗
最近では、カロリーオフやコスト削減を目的として合成人工甘味料が使われた品物が多くなってきました。甘味料には様々な種類がありますが、特に注意したいのが下記のような合成人工甘味料です。
サッカリン
アスパルテーム
ネオテーム
アセスルファムK
スクラロース
これらは人工的に合成された甘味料で、天然には存在しません。その甘さはなんと砂糖の200倍〜700倍にも達し、少量の添加で甘みを付けられるうえ、コストも安いことから多くの製品に使われるようになりました。
また、近年のダイエットブームによりカロリーの摂取過剰が問題視されたことから、カロリーゼロの人工甘味料が脚光を浴び、今ではダイエット飲料やお菓子などに多く使われるようになっています。
しかし、近年ではこれら合成人工甘味料の人体への影響が懸念されるようになってきました。
合成人工甘味料は血糖値に影響を与えないと考えられていましたが、近年の研究ではダイエット系清涼飲料水の摂取が糖尿病発症リスクを高めることが報告されています。1
また、合成人工甘味料は血糖値やインスリンに直接影響を与えないものの、腸内細菌叢に影響を与えて耐糖能障害(血糖コントロール異常)を引き起こすというマウスの実験結果もあります。
このような事は、人体においてすべて解明されたわけではありません。しかし、注意するに越したことはないでしょう。低血糖症も、根本的には血糖コントロールの異常、耐糖能障害が関係しています。このようなリスクが報告されている人工甘味料は、なるべく摂り過ぎないようにしたいところですね。
この点、砂糖が使われた飴は砂糖にブドウ糖が含まれているため、低血糖時の糖分補給として安心して摂取する事が出来ます。飴にも色々な味がありますので、好みで選んでみて下さい。
糖にも色々な種類があるんだね
うん、最近は特に糖質ゼロを謳った飴が多いね。でも、砂糖やハチミツが使われているものは、低血糖時の糖分補給に向いてる物が多いんだ。
低血糖時にはどんな飴を舐めるのがいい? 血糖値を上げてくれる飴と、血糖値に殆ど影響を与えない飴の具体例
では、下がってしまった血糖値を早急に上げたいとき、どんな飴を舐めたら良いのでしょうか?
最近では様々な種類の飴が販売されていますが、その中には血糖値を上げてくれるものもあれば、殆ど血糖値に影響しないものもあります。
この違いは、飴に使われている「糖分の違い」によるものです。ハチミツや砂糖が使われているものは血糖値が上がりますが、オリゴ糖や人工甘味料、果糖が主に含まれているものは血糖値にあまり影響を与えないという特徴があります。
これは商品によって異なっており、パッケージやウラ面の商品説明を見る事で判断できます。以下に血糖値を上げることが出来る飴と血糖値にあまり影響を与えない飴をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
血糖値を上げることが出来る飴
まず、飴の中でも血糖値を上げる糖が含まれているのは、主に「砂糖」が使われている物になります。
具体的には、ドロップスやべっこう飴、黒飴などです。昔から販売されているような飴は、砂糖が使われている物が多い傾向にあります。
このような飴には原材料に砂糖が使われており、砂糖にはブドウ糖が含まれていることから血糖値を上げることが可能です。砂糖が使われている飴は他にもまだまだ沢山ありますので、ウラ面のパッケージをよく確認して選んでみて下さい。
また、飴を選ぶときは「個包装になっているもの」を選ぶのがオススメです。缶に入っている物だと持ち運ぶのに不便な上、溶けてくっつくと厄介です。低血糖が起こった際はこのような飴を少量補給する程度が望ましいため、少量ずつ食べやすい小分けタイプを選ぶようにしましょう。
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ただし、砂糖が含まれている飴は、摂りすぎることによって逆に血糖値を上げすぎてしまうというリスクも潜んでいます。これら飴に含まれる砂糖の量は思っているよりも多く、一粒あたり3〜4gの糖分が含まれていると言われています。これらを噛んで一気に食べたり、必要以上に摂りすぎたりすると、今度は血糖値が急激に上昇してしまいます。
このような現象は「血糖値スパイク」と呼ばれ、心臓病や脂肪肝などのリスクを高めてしまう原因です。また、急激に上昇した血糖値を下げるためにすい臓と呼ばれる臓器から「インスリン」というホルモンが大量に分泌され、今度はこのインスリンが効き過ぎることによって低血糖の状態に陥ってしまうことがあります。そのため、くれぐれも摂りすぎにはご注意下さい。
血糖値にあまり影響を与えないキャンディ
次に、血糖値にあまり影響を与えない飴です。飴の中には、血糖値にあまり影響しない糖分が使われているものもあります。具体的には、オリゴ糖、ラカント、キシリトール、人工甘味料が使われている物などがこれにあたります。
血糖値を上げたくない方や、太りたくない方がこのような飴を選択するは良いのですが、血糖値を早急に上げたい場合には適しません。飴のパッケージに「カロリーゼロ」や「糖質ゼロ」「ノンシュガー」などの表記がある場合は血糖値にあまり影響を与えませんので注意しましょう。
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特に人工甘味料については、前述したようにダイエット系清涼飲料水の摂取が糖尿病発症リスクを高めることが報告されています。2
また、合成人工甘味料は血糖値やインスリンに直接影響を与えないものの、腸内細菌叢に影響を与えて耐糖能障害(血糖コントロール異常)を引き起こすというマウスの実験結果もあります。
そのため、いくら血糖値に直接影響を与えないとしても、ダイエット飲料を始めとした人工甘味料入りジュースの飲み過ぎには注意して下さい。人工甘味料すべてを排除する必要はありませんが、摂りすぎには注意しましょう。
甘くても血糖値に影響を与えない糖って結構あるんだね💧
そうだね。これらは血糖値を上げたくない場合には良いけど、血糖値を早急に上げたい場合には適さないんだ。どちらが良いとか悪いとかではなくて、時と場合によって使い分けることが大切だね。
オススメの飴はプロポリス、マヌカハニーが使われているもの
血糖値に影響を与える飴の中で、個人的にオススメの飴が「プロポリス」や「マヌカハニー」などハチミツが使われているものです。同じ糖分を補給するなら、他にも色々とメリットがある栄養が摂れたら嬉しいですよね。
プロポリスやマヌカハニーは、主にミツバチが花や樹液から集められたものが主成分です。この中には様々な「ポリフェノール」が含まれており、中には様々なメリットがあることが分かっています。
例えば、プロポリス及びマヌカハニーのメリットとして次のようなことが挙げられます。
プロポリスの効能・効果
- 抗酸化作用
- 認知症予防
- 老化予防・アンチエイジング
- 肥満予防
- 血糖値の正常化・インスリン抵抗性の予防
- 風邪・インフルエンザ予防
- 花粉症予防
マヌカハニーの効能・効果
- ピロリ菌、大腸菌などに対する高い抗菌力
- 腸内環境の改善、整腸作用
- 虫歯、口内炎、歯周病の防止
- 風邪、インフルエンザの予防
- ガンの予防
- コレステロール値の低下
- 糖尿病の改善
- 副鼻腔炎の治療
- 火傷、切り傷の治療
- 炎症を和らげる
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、体のサビとなる活性酸素をやっつけてくれる働きがあります。特に動脈硬化は活性酸素によるコレステロールの酸化が原因と言われ、肌が老化する原因も活性酸素によるダメージが関係しているとされています。
また、花粉症など辛いアレルギー症状の時には炎症が発生することから活性酸素も多く発生すると言われています。これら症状に悩む方には、是非とも抗酸化対策を積極的に行っていきたいところです。
他にも、ハチミツの摂取はブドウ糖や果糖を摂取したときよりも血糖値の影響が少なく、二型糖尿病の改善に効果があるとも言われています。3(二型糖尿病の改善には食生活の改善や運動といった生活習慣の改善も必要です)
低血糖の原因はインスリン抵抗性や血糖値の乱高下が関係していることもありますので、同じ飴を舐めるならなるべく血糖値を乱高下させずにブドウ糖を補給出来るプロポリスやマヌカハニー入りのものを選んでみて下さい。
プロポリス、マヌカハニー使用の飴を選ぶ際は、上述したように「砂糖」が使われているものが望ましいです。人工甘味料やオリゴ糖などが主に使われているものは血糖値にあまり影響を与えませんので注意して下さい。
また、プロポリス、マヌカハニー使用の難点として、良い物ほど値段が高くなる傾向にあります。プロポリスやマヌカハニーは元々原材料が高いものですし、配合量がそれなりに含まれていないと効果もありません。
上の商品で言えば、UHAプロポリスのど飴 PREMIUMの価格がおよそ700円前後、プロポリスキャンディの価格がおよそ400円前後、たたかうマヌカハニーは500円前後(いずれも2022年9月現在)と、飴にしては値段が高いです。プロポリスやマヌカハニーが多く使われているほど価格も高くなりますが、その価格の高さで購入するのがストレスになってしまうなら意味がありません。
プロポリスやマヌカハニー入りの飲み物は確かにオススメですが、好みや予算もあると思いますので入手しやすい物を探してみて下さい。また、ハチミツやマヌカハニーなどをご自身で用意して、そのまま舐めたりオリジナルのジュースを作ってみるのも良いかと思います。用途や目的などに合わせて色々工夫してみて下さい。
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マヌカハニーかぁ、聞いたことあるけど高くて手が出ないかな💧
確かに、マヌカハニーは高いよね。そういう場合は、マヌカハニー以外のハチミツでも良いと思うよ。ハチミツの種類によって抗酸化作用や抗菌作用の働きが違うから、自分に合ったものを見つけると良いね
飴を舐める以外にも、持続性のある糖も補給しましょう。
今回は飴の解説がメインですが、実は飴以外にもデンプン質など持続性がある糖での低血糖対策もオススメです。
というのも、飴だけの糖分補給では、吸収が早すぎることから持続性がありません。上述した飴に含まれる砂糖は二糖類と言われ、比較的早く消化吸収、利用されます。これらは低血糖時の速やかな糖分補給としてはメリットになるのですが、欠点として持続性が無い事が上げられます。つまり、血糖値が上がりやすい反面、すぐにまた糖が枯渇して血糖値が下がりやすいのです。
これを防ぐためには、「吸収が比較的穏やかな糖質を組み合わせる」事と、「回数頻回食」を行ってなるべく血糖値を下げないようにすることがオススメです。
吸収が比較的穏やかな糖質とはお米や芋類などのデンプン質のことで、デンプンは噛むことによって徐々にブドウ糖に分解され、徐々に吸収されていきます。
デンプン質は消化が緩やかなことから、飴などに含まれる糖分に比べて持続力が高いです。この事からも、糖分を補給する際はお米などデンプン質の物も同時に摂るようにしましょう。
オススメとしては、やはりお米です。お米はパンに比べて緩やかに消化される傾向にあるため、パンよりも持続性が高くなります。加えて、お米はおにぎりにして持ち運びもしやすいこともオススメする理由の1つです。低血糖症の方は、小さなおにぎりを握って普段から持ち歩くようにしてみて下さい。
また、低血糖症はなってから対策するよりも、なる前に予防することが大切です。お団子くらいに小さく握ったおにぎりを1時間おきに食べるなど、細かく分けて食べれば、血糖値をなるべく一定以上に保つことが出来ます。
このような少ない量の食事を何回にも分けて食べる事を「回数頻回食」と言い、特に低血糖の予防には効果が高い方法です。低血糖の予防のためにも、是非回数頻回食を取り入れてみて下さい。
それから、お米などのデンプン質は油でコーティングすると更に吸収が穏やかになり、持続性が高まる傾向にあります。具体的には、チャーハンやピラフなど、お米を油で炒めるものがこれにあたります。
これらもの低血糖の予防として活用出来ますので、吸収の早い糖質と吸収の遅い糖質を組み合わせて、なるべく低血糖にならないよう工夫してみて下さい。
なるほど、飴を舐める以外にも、持続性がある糖を摂ることも大切なんだね。
うん、お米は冷やすと食物繊維に変わってさらに消化が遅くなるよ。
油で炒めたり冷やしたり、工夫しながら糖質を摂っていくことが大事なんだ。
分かった❗
色々試してみるよ❗
糖分を補給する際の注意点!低血糖でも糖分の取り過ぎには注意しましょう。
ただし、繰り返しになりますが糖分や炭水化物の取り過ぎには注意して下さい。特に二型糖尿病や機能性低血糖症を抱えている方は、むしろ血糖値が上昇しすぎることによって逆に低血糖症を引き起こす可能性があります。
このような糖分や炭水化物をを摂りすぎることで血糖値が急上昇し、その後急降下してしまうことがあります。これを「血糖値スパイク」や「隠れ低血糖症」と言います。
血糖値スパイクや隠れ低血糖症では、インスリンの働きが低下しているために血糖値が上昇しやすく、上昇しすぎた血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンのことで、このインスリンが大量に分泌されると、今度は血糖値が下がりすぎて低血糖症に陥ってしまうのです。
例えば、低血糖になったとき、対策として飴を舐めたとしますよね。すると、糖が吸収されて血糖値は上昇していきます。この時に飴を必要以上に舐めたり、甘いものを食べ過ぎたりしてしまうと、今度は血糖値が高くなりすぎてしまい、高くなった血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。
すると、今度は大量に分泌されたインスリンによって血糖値が急激に下がりすぎてしまい、また低血糖に陥ってしまうというわけです。
このような血糖値の乱高下を、「血糖値スパイク」もしくは「隠れ低血糖」「機能性低血糖症」と言います。血糖値スパイクの原因は、主に糖質の摂りすぎやインスリンの働きが悪くなっていることなどが原因です。
飴や炭水化物に限った話しではありませんが、甘いものや糖分を補給する際は一気に大量に食べないように心がけて下さい。
機能性低血糖症を抱えている方は、糖質の摂りすぎがむしろ低血糖症の原因になる事があるよ。この場合は、糖質の摂り過ぎに注意してね。
まずはご自身の低血糖症の状態を知るためにも、持続グルコース濃度測定検査を受けてみましょう
低血糖症には、先ほど解説した様に「血糖値スパイク」や「血糖値の乱高下」が関係している「機能性低血糖症」などがあります。このような低血糖症は空腹時の血糖値は正常値である事が多く、通常の血液検査や健康診断ではなかなか見つけることが出来ません。
そのため、機能性低血糖症の症状に心当たりのある方は持続グルコース濃度測定検査を受けて頂くのがオススメです。
持続グルコース濃度測定検査とは、針の付いたセンサーを装着し、そこから血中のブドウ糖濃度(グルコース)を継続的に測定していく検査です。測定されたグルコース濃度はグラフ化され、どのような時に高血糖や低血糖になっているのかの波が分かります。
なぜこのような検査が必要なのかというと、低血糖の状態や血糖値の状態は人によって様々な状態があるためです。
例えば、低血糖と言っても「夜間低血糖」がある方や「血糖値スパイク」を引き起こしている方、何を食べても血糖値が上がらない「無反応低血糖症」の方もいます。このように低血糖症と言っても様々な種類や状態があるため、オーソモレキュラー療法の検査とあわせて血糖値の状態も調べておくことが重要です。
この検査を受けることによって、ご自身にどの時間帯や食べ物で血糖値の乱高下が起きているのかや、どのような低血糖が起こっているのかが分かります。
例えば、
空腹時血糖が80〜70mg/dlを下回る時間が長かったら低血糖症の可能性あり。
食後血糖値が160mg/dlを超えるようなら血糖値スパイクの疑いあり。
空腹時血糖が130mg/dlを超えているようなら糖尿病の疑いあり。
夜間や朝方など特定の時間に低血糖が起こる場合は、夜間低血糖の疑いあり。
食後血糖値が60~80mg/dl前後から上がらない場合は、血糖値を上げられない無反応性低血糖症の疑いあり。
といったように、読み取ったグラフや血糖値の傾向からどのような低血糖や血糖コントロールの異常があるのかが分かってきます。
最初にお伝えしたように、低血糖には食べ物を食べて血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」もあれば、何を食べても血糖値が上がらない「無反応性低血糖」という低血糖の状態もあります。
このような低血糖の種類や状態によってそれぞれ原因や対処法が異なってきますので、ご自身の原因や対処法を知るためにも是非持続グルコース濃度測定検査を受けてみて下さい。
持続グルコース濃度測定検査の受け方
持続グルコース濃度測定の受け方についてですが、後述するオーソモレキュラー療法と同時に受ける事が可能です。
検査自体はクリニックが提供していますが、わざわざ病院まで検査を受けに行く必要はありません。測定に必要な測定器とセンサーは申し込み後に宅配で送られてくるため、ご自宅にて測定可能です。
測定した結果はクリニックに自動的に送られ、検査終了後は医師の解析や解説もセットで提供されています。解説は電話で受ける事が出来ますので、ご自宅に居ながらより詳しく状態を知ることが出来ます。
ですので、低血糖症でお悩みの方はオーソモレキュラー療法の検査とあわせて持続グルコース濃度測定検査も受けてみて下さい。
また、血糖値の測定自体は病院など医療を通さなくてもご自身で必要な機材を揃えて頂ければ測定可能です。
「リブレ」と呼ばれるセンサーと読み取り装置を準備し、ご自身で装着すればお好きなタイミングで血糖値をモニタリングすることが可能になります。
持続グルコース濃度測定に用いるリブレのセンサーと読み取り装置については、楽天やアマゾンでも販売されていますので興味ある方はご自身で揃えてみて下さい。
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ただし、ご自身で行う場合は医師からの解析はありません。測定結果は、全てご自身の判断の下で利用して頂くことになります。
持続グルコース濃度測定検査は、血糖値の上がり下がりを単に見ているだけで無く、その根本にある糖代謝異常の原因を探る検査になります。ご自身で測定しても、そのデータを活用出来なければ全く意味がありません。データの読み方が分からない方は、きちんと医療を通して医師に解析して貰いましょう。
オーソモレキュラー療法で受けられる持続グルコース濃度測定検査の料金やシステムについては、オーソモレキュラー療法血液検査概要・料金一覧ページにてご案内しています。下記のお申し込みページをよくご覧頂き、よく理解した上でお申し込み下さい。
なるほど、低血糖にも人によって原因が違ったり、色々な種類があるんだね
そうだよ、だからこそ検査を受けるのが重要なんだ。
飴を舐めてもどのくらい血糖が上がってるのかも分からないし・・・
分かった、持続グルコース濃度測定検査を受けてみるよ❗
そもそも、なぜ機能性低血糖症を発症するの? 機能性低血糖症の発症には、必ず根本原因があります。
上述した持続グルコース濃度測定検査を受ける際には、1つ気をつけて頂きたいことがあります。それが、「持続グルコース濃度測定検査自体は、機能性低血糖症の根本原因を調べる検査ではない」ということです。
例えば、先ほどの持続グルコース濃度測定検査の検査結果では、いつどのようなタイミングで低血糖症が起きているのかや、どのような物を食べると血糖値が乱高下しているかなどが詳細に分かります。
このような「波」がどのくらい引き起こされているのか、どのような低血糖症を発症しているのかは分かりますが、これらが引き起こされている根本的な原因までは分かりません。
機能性低血糖症には、その根本に「糖代謝の悪化」が関係しています。血糖の調節には様々な臓器やインスリンを始めとしたホルモンが関係していて、これら臓器やホルモンなど、身体の機能が適切に働けていないことが原因です。
この糖代謝の悪化を改善しない限り、機能性低血糖症は改善出来ません。人によっては食事改善によって良くなったと感じる方もいますが、原因は人それぞれ違います。食事改善によって夜間低血糖症や血糖値の乱高下が良くなったように感じても、それは単に糖質や食事の摂取量で血糖値を無理矢理コントロールしているだけに過ぎません。
そのため、機能性低血糖症を改善するためには、上述した食事の改善に加えて、糖代謝を改善させるための根本からアプローチしていくことが必要です。
例えば、糖代謝が悪化する原因として、次のような疾病が関係している事が分かっています。
低血糖症と関連のある疾病
- 糖尿病
- 副腎疲労・慢性疲労症候群
- 副腎不全
- 脂肪肝など肝機能障害
- 甲状腺機能障害
- ピロリ菌感染、胃腸障害
- SIBO
- リーキーガット症候群
- 腸カンジダ症
- 口腔内環境の悪化
- 更年期障害、自律神経失調症
- 肥満、痩せすぎ
特に、低血糖症の場合は肝機能や筋肉量が重要で、脂肪肝など肝臓が悪かったり、痩せて筋肉量が低下していると低血糖症になりやすくなります。
この理由としては、脂肪肝など肝臓が悪かったり筋肉量が低下していると、貯蔵型の糖である「グリコーゲン」の貯蔵量が減ってしまうためです。
肝臓や筋肉には、私達がたべた「ブドウ糖(グルコース)」を「グリコーゲン」という貯蔵型の糖に変えて貯える機能が備わっています。そして、低血糖に陥ったときなど、糖が必要になった際は筋肉や肝臓に貯えられたグリコーゲンをグルコースに変換してエネルギーとして使っています。
この時、脂肪肝などで肝臓が悪かったり、筋肉量が低下していると、グリコーゲンの貯蔵できる量が減ってしまい、下がった血糖値を上げられなくなって低血糖症を引き起こしやすくなります。このように、肝機能の悪化や筋肉量低下も低血糖症を引き起こす原因です。
加えて、機能性低血糖症が発症する原因は年齢や性別でも異なり、特に女性の場合は機能性低血糖症になりやすいと言われています。この理由としては、女性は毎月月経によって貧血になりやすいことと、貧血による自律神経の乱れが起こりやすいこと、月経によるホルモンバランスの変化により、インスリンの働きが低下してしまうためです。
低血糖症になりやすい女性の特徴
- 妊娠、出産した方
- 閉経前の方
- 初潮を迎えた成長期の方
- 痩せ過ぎ、太り過ぎの方
- ダイエット、または食事制限をしている方
- 鉄分の補給を積極的に行っていない方
- 貧血と診断されたことがある方
- ストレスが多い方
- お酒を飲んでいる方
- めまい、ダルさ、疲れやすいなどの体調不良を抱えている方
- 忙しすぎて食事があまり摂れていない方
- 甲状腺機能障害など疾病を抱えている方
- 便秘、下痢をしやすいなどお腹の調子が悪い方
- 日頃から運動不足を感じている方
- アトピーやアレルギーなどを抱えている方
このように、機能性低血糖症が発症する原因には、年齢や性別、疾病の状態によって様々な原因があります。先ほどの持続グルコース濃度測定検査では、血糖値の状態は詳しく分かりますが、機能性低血糖症の根本原因までは分かりません。
このような身体の状態を調べるためには、オーソモレキュラー療法の血液検査をセットで受けることが有効です。血液検査では、貧血の状態や副腎機能の状態、胃腸の機能や甲状腺の機能など、機能性低血糖症の原因となる疾病の状態も調べることが出来ます。
オーソモレキュラー療法の血液検査と持続グルコース濃度測定検査は、セットで受ける事によってより詳しく状態が分かりますので、この2つは必ずセットで受けるようにしましょう。血液検査については、68項目もの検査を一度に受けられるオーソモレキュラー療法の血液検査がオススメです。
持続グルコース濃度測定検査とオーソモレキュラー療法の血液検査をセットで受けると、より詳しく低血糖症の原因が分かるんだね
うん、オーソモレキュラー療法では甲状腺機能や副腎疲労の検査がオプションで追加できるから、疑わしい箇所についてはオプションを追加して検査すると良いね。
なるほどね・・・。でも、なんでオーソモレキュラー療法の血液検査がオススメなの❓病気を治すなら、近くの病院で受けられる血液検査じゃダメなの❓
近くの病院で受けられる検査は、保険診療の血液検査だから検査項目が限られてるよ。オマケに、保険診療の血液検査は病気の診断を目的に行うのに対し、オーソモレキュラー療法の血液検査では栄養状態を把握するために行うもの。
保険診療では血糖値の状態しか見てくれないけど、オーソモレキュラー療法の血液検査では他の疾病の状態も含めて体全体の状態を見てくれるんだ。
そうなんだ❗オーソモレキュラー療法の血液検査を受けた方がいい理由がちゃんとあるんだね❗
機能性低血糖症の根本原因は人によってさまざま。機能性低血糖を抱えている方は、オーソモレキュラー療法を受けるのがオススメです
ここまで、低血糖症は飴で対処出来るかについてや、低血糖症の原因について解説してきました。
低血糖症は「単に血糖が下がってしまう病気」だと思われがちですが、その原因には様々な疾患が関わっています。特に機能性低血糖症の場合は、この根本原因から改善していかなければ意味がありません。
上述した疾患等はまだまだほんの一部で、低血糖症を引き起こす原因は他にも沢山あります。また、人によって複数の原因が複雑に絡み合っていることも多く、検査もなしに適切な栄養アプローチを行うのは困難です。
例えば、「甲状腺機能低下症」と「副腎疲労」が組み合わさって低血糖症になっている方と、「二型糖尿病によるインスリン抵抗性」と「脂肪肝」によって低血糖が起きている方とのアプローチは全く違います。また、先ほど紹介した原因以外にも、「胃の状態が悪い方」や「貧血」があるか、「肥満かどうか」や「遺伝的な問題」があるかなどの問題も関係してきます。
このように低血糖症には人によって様々な原因があり、個人個人バラバラに組み合わさって引き起こされています。同じ低血糖症に見えても対処法は全く異なりますので、これら原因となる要因を検査で洗い出し、その人に合ったアプローチを行っていく事が何よりも重要です。
その為には、栄養状態や疾病の状態を知ることが出来る「オーソモレキュラー療法」の検査を受けてみましょう。
オーソモレキュラー療法とは、オーソモレキュラー療法に対応するクリニックで専用の採血や検査を行い、その結果を基にサプリメントを用いてアプローチしていく療法です。オーソモレキュラー療法では主に68項目にも及ぶ血液検査が受けられるほか、副腎や甲状腺の検査、糖尿病や酸化ストレスなどの検査を必要に応じて組み合わせて行う事が出来ます。
これら複数の検査を組み合わせることによってより詳しく状態を知ることができ、あなたの低血糖症の根本原因がどこから来ているのかが分かります。
また、検査結果はレポートにまとめられ、どんな栄養素をどれくらい摂ったら良いかの詳しいアドバイスも受けられます。
このような情報を元に、あなたに合わせたアプローチを行っていきましょう。根本原因からきちんと対処していくことが出来れば、低血糖症も改善出来る可能性があります。
同じ低血糖症でも人によって全くアプローチが違いますので、ご自身に必要なアプローチについては、是非オーソモレキュラー療法の検査を受けてみて下さい。オーソモレキュラー療法の詳細については、下記からご覧頂けます。
分子栄養学の実践は必ず分子栄養学実践専用サプリメントを使用しましょう
オーソモレキュラー療法では、血液検査や各種検査の結果に応じて分子栄養学実践専用に設計されたサプリメントで栄養アプローチをしていきます。
分子栄養学実践専用サプリメントとは、その人それぞれの体質に合わせてアプローチが出来るよう、消化吸収能が考慮された設計や製造が行われていることが特徴です。また、原材料には天然由来の生体内物質が使用されていたり、成分同士が反応して効力を失わないよう、反応抑制のためのコーティングが行われていたりなど、非常に高品質なサプリメントとなっています。
そのため、分子栄養学実践専用サプリメントは、市販されているサプリメントや海外サプリメントと比べて非常に高価となっています。
しかし中には、「市販されているサプリメントや海外サプリメントを利用して実践したい」と思っている方も多いかもしれません。市販されているサプリメントや海外サプリメントは、分子栄養学実践専用サプリメントと比べて非常に安価です。
ですが、市販されているサプリメント海外サプリメントなどで販売されているサプリメントで分子栄養学を実践をするのはオススメしません。
市販されているサプリメントや海外サプリメントでは、そもそも消化吸収能が低下した方や病態を抱えた方が摂取するようには設計されておらず、胃や腸でも全く溶けない粗悪品も多く流通しています。
また、原材料に人工的に加工されたものや合成されたもの、天然界には存在しない化学構造のものなどが使われていることもあり、これらを大量に摂取することはむしろ生体内の分子を乱してしまうことにもなり得ます。
加えて、栄養素が酸化・劣化して効力を失っているものや、そもそも有効成分自体が殆ど含まれていないものなどもあります。このことから、市販されているサプリメントや海外サプリメントを使って分子栄養学を実践することはオススメしていません。
分子栄養学を実践する際は、このようなサプリメントの善し悪しを学ぶことも非常に重要です。分子栄養学実践専用サプリメントと海外サプリメントなど一般的なサプリメントの違いについては、下記の記事を参考にして下さい。
分子栄養学で使われるサプリメントと、海外サプリメントなど一般的なサプリメントとの違い
分子栄養学の実践においては、必ずサプリメントが用いられています。この時に使われているサプリメントは「分子栄養学実践専用サプリメント」という特殊なものです。 で…
そして、分子栄養学・オーソモレキュラー療法を実践する際は必ず「分子栄養学実践専用サプリメント」を使用しましょう。
サプリメントは、きちんと消化吸収・利用されて初めて意味があります。分子栄養学実践専用サプリメントでは、その人それぞれの体質に合わせてアプローチが出来るよう、消化吸収能が考慮された設計や製造が行われていることが特徴です。
また、分子栄養学では一般的な量よりも遙かに多くの栄養素を摂取します。この時、栄養素同士が反応して効力を失ってしまったら意味がありません。分子栄養学実践専用サプリメントでは、成分同士が反応して効力を失わないよう、反応抑制のためのコーティングが行われていたりなど、非常に高品質なサプリメントとなっています。
このことから、分子栄養学を実践する際は、必ず分子栄養学実践専用サプリメントを用いるようにして下さい。
サプリメントは何を選んでもいいわけじゃないのか❗
そうだよ、サプリメントは同じように見えてもその中身や設計や全く異なっているんだ。質の悪いサプリメントを使うと逆効果になるから、オーソモレキュラー療法用に作られたサプリメントでしっかりアプローチしてね
低血糖時に補給するオススメの飴はどれ? 低血糖に対する飴の効果と、低血糖症の原因を分子栄養学的観点から解説まとめ
以上が、低血糖時に飴で対処出来るかどうかと、低血糖症の原因についてでした。
一部の飴には砂糖やハチミツが使われており、確かに血糖値を上げてくれる作用があります。しかし、低血糖の種類によっては、砂糖を取り過ぎることによって血糖値スパイクがおき、逆に低血糖症に陥ってしまう場合もありますので注意しましょう。
また、低血糖を予防する際は、ブドウ糖や砂糖などの吸収が早い糖に加えて持続的に糖分を供給できるデンプン質から補給することも有効です。小さいおにぎりなどをこまめに食べて、低血糖症を予防してみて下さい。
ただし、低血糖時にただ甘いものを補給しているだけでは低血糖症そのものを改善させていくことは出来ません。人の身体には、元々糖質などの栄養素や血糖値を上手く利用したりコントロールしたりする機能が備わっています。機能性低血糖症などは、この機能が正常に働けなくなってしまったことが一番の問題です。この機能を元に戻すことが出来れば、機能性低血糖症も改善出来る可能性が高いです。
是非、このあたりの原因をしっかり調べて適切なアプローチを行っていきましょう。
今回ご紹介した原因や対策、検査方法は根本原因から低血糖症を解決する際の大きな手助けになるはずです。
糖質の摂取量だけで血糖値をコントロールしようとせず、低血糖症が引き起こされている根本の原因からアプローチしていくようにしてください。
飴を舐めただけでは、低血糖症の根本解決にはならないんだね・・・💧
うん、特に二型糖尿病や機能性低血糖症の場合は、飴を舐めているだけでは低血糖症は改善出来ないよ。低血糖にも種類があるし、色々原因があるから、ちゃんと調べてみる事が大切だね。
確かに・・・
飴を舐め過ぎて逆に悪くなったら意味ないもんね。
分かった、オーソモレキュラー療法も受けてみるよ❗
うん、是非受けてみて❗
オーソモレキュラー療法を行っている方には、無料で栄養カウンセリングも行っているよ❗利用してみてね❗