低血糖時はラムネで対処出来る? 低血糖に対するラムネの効果とブドウ糖の働きとは。

糖尿病の方は低血糖症に陥りやすいと言われており、いつどこで低血糖症を発症してしまうかは全く想像が出来ません。低血糖症に陥ると命に関わることから、糖尿病よりもリスクが高いとされています。
この低血糖症に陥ってしまったときは、甘い物を補給するのが効果的と言われていますよね。甘い物にはいくつか種類がありますが、その中でも手軽で美味しく食べられる「ラムネ菓子」があります。
このラムネで、低血糖症の予防や改善を行うことは出来るのでしょうか? 今回は、低血糖時にラムネ菓子を補給する効果と、オススメのラムネ菓子について解説します。
低血糖時にラムネ菓子を食べたら、低血糖症は改善出来る?

うぅ、めまいがしてふらふらする・・・💦
おかしいな、さっき飴なめたばかりなのに・・・また何か糖分を補給しなくちゃ💦



あらら・・・ナンアンは低血糖症で困ってるの❓
ここにラムネがあるけど、食べる❓



うん、ありがとう❗
ふう・・・ちょっと落ち着いたよ💧



低血糖症対策に、ちょっと持ち歩くと良いね。
特にラムネはブドウ糖で出来てるから、低血糖対策にはちょうど良いし。



そうなの❓
甘い物なら何でも良いと思ってた💦



いやいや、低血糖対策なら、ちゃんと糖の種類を選ばないとダメだよ。血糖値を上げてくれる糖もあれば、血糖値が上がらない糖もあるんだ。



そうなんだね💦
じゃあ、今度からラムネを持ち歩くようにするよ❗
これで僕の低血糖症も治るかな❓



いや、確かにラムネで血糖値を上げることは出来るけど、それで低血糖症が改善出来るわけではないんだ。



ええっ❗そうなの❗❓
血糖値が下がったなら、単に上げれば良いだけじゃ無いの❓



いや、低血糖症に陥ってしまう原因には、根本に糖代謝の悪化が関係してるよ。だから、ラムネを食べているだけじゃ低血糖症は改善出来ないんだ。このあたり、ちょっと詳しく説明してあげるね。
低血糖症は、一型糖尿病や二型糖尿病などでインスリン注射を行っている方がなりやすいと言われています。これは、インスリン注射によって血糖値が下がりすぎたことにより、低血糖症に陥ってしまうためです。
他にも、何を食べても血糖値が上がらない「無反応性低血糖症」や、通常時は正常の血糖値にもかかわらず、何か甘い物を食べたり食事をしたりすると血糖値が乱高下して低血糖症に陥ってしまう「機能性低血糖症」を抱えている方もいます。
低血糖症は、通常よりも血液中にあるブドウ糖(グルコース)が下がりすぎてしまう状態の事です。通常、血糖値は90〜100mg/dl程度を維持していますが、これが80〜70mg/dlを下回っていると低血糖症と判断することが出来ます。
低血糖症になると冷や汗をかいたり、手や指が震えたり、最悪の場合は意識障害や死に至る恐れもある恐ろしい病気です。


なぜ、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が低下すると、手の震えや意識障害などを引き起こしてしまうのでしょうか。これは、脳が使える唯一のエネルギー源がブドウ糖であり、体にとっては無くてはならない栄養素の1つだからです。
この血中のブドウ糖の量が下がってしまうと脳にエネルギーが回らなくなってしまい、時に意識障害や死に至る恐れがあります。これを防ぐためにも、身体は下がった血糖値を上げる機能が備わっていて、低血糖症になることを防いでくれています。
この血糖値を上げる機能があるのが「アドレナリン」や「コルチゾール」などのホルモンです。これらホルモンは筋肉に含まれるタンパク質を壊してブドウ糖を作り出し、血糖値を上げる作用があります。
しかし、同時に交感神経を刺激刺激してしまうため、自律神経のバランスが崩れて冷や汗をかいたり不安感が出たり、手足が震えたりするなど不快な症状を引き起こしてしまうのです。



低血糖症って、実は怖い病気だったんだね💧



そうだよ、時には命を失うこともあるんだ。だから、低血糖症になったときは早急に糖分を補給することが大切だよ。
じゃあ次は、低血糖時に補給するべき糖の種類と、ラムネ菓子の有効性について説明するね。
低血糖時には、早急に糖分の補給を。ただし糖の種類には注意❗
では、低血糖症になってしまったときは、どのような糖を補給すれば良いのでしょうか?
糖分には様々な種類の物がありますが、その中には血糖値を上げてくれるものもあれば、全く血糖値に影響しないものもあります。
この違いは、含まれている「糖分の違い」によるものです。砂糖やブドウ糖、果糖が含まれているものは血糖値が上がりますが、オリゴ糖や人工甘味料が含まれているものは血糖値にあまり影響を与えないという特徴があります。
このため、低血糖時の糖分補給は糖の種類に気をつける必要があります。最初に解説したラムネ菓子は、主にブドウ糖から作られていますので、低血糖症時の糖分補給には向いている糖になります。
低血糖症時の糖分補給に向いている糖
- 砂糖
- ブドウ糖
- 果糖
- グラニュー糖
- ハチミツ
- 三温糖
- 中ザラ糖
- 黒糖
- 上白糖 など
逆に、血糖値に影響を与えにくい糖としては、次のような物があります。これらは低血糖時に補給しても血糖値を上げることは出来ませんので注意して下さい。
低血糖時の糖分補給に向いていない糖
- 人工甘味料
- ラカントなどの糖アルコール類
- キシリトール、ステビアなどの甘味料
- オリゴ糖
合成人工甘味料に注意❗
最近では、カロリーオフやコスト削減を目的として合成人工甘味料が使われた品物が多くなってきました。
甘味料には様々な種類がありますが、特に注意したいのが下記のような合成人工甘味料です。
サッカリン
アスパルテーム
ネオテーム
アセスルファムK
スクラロース
これらは人工的に合成された甘味料で、天然には存在しません。
その甘さはなんと砂糖の200倍〜700倍にも達し、少量の添加で甘みを付けられるうえ、コストも安いことから多くの製品に使われるようになりました。
また、近年のダイエットブームによりカロリーの摂取過剰が問題視されたことから、カロリーゼロの人工甘味料が脚光を浴び、今ではダイエット飲料やお菓子などに多く使われるようになっています。
しかし、近年ではこれら合成人工甘味料の人体への影響が懸念されるようになってきました。
合成人工甘味料は血糖値に影響を与えないと考えられていましたが、近年の研究ではダイエット系清涼飲料水の摂取が糖尿病発症リスクを高めることが報告されています。
また、合成人工甘味料は血糖値やインスリンに直接影響を与えないものの、腸内細菌叢に影響を与えて耐糖能障害(血糖コントロール異常)を引き起こすというマウスの実験結果もあります。
このような事は、人体においてすべて解明されたわけではありません。しかし、注意することに越したことはないです。低血糖症も、根本的には血糖コントロールの異常、耐糖能障害が関係しています。このようなリスクが報告されている人工甘味料は、なるべく摂らないようにした方が良いでしょう。
その点、ラムネ菓子はブドウ糖で作られている物が多く、低血糖時の糖分補給として安心して摂取する事が出来ます。ラムネ菓子にも色々な味がありますので、好みで選んでみて下さい。



糖にも色々な種類があるんだね



うん、最近は特に糖質ゼロを謳ったお菓子が多いね。でも、ラムネ菓子の殆どはブドウ糖から作られているから、低血糖時の糖分補給に向いてる物が多いんだ。
オススメのラムネ菓子は? 持ち運べるタイプと、噛まずに飲めるゼリータイプがオススメ
では、ここからはオススメのラムネ菓子をいくつかご紹介します。ラムネ菓子と言えば、噛んで食べられるタイプが定番ですよね。他にも縁日などでよく売られている清涼飲料水のビン入りラムネがありますが、こちらは持ち運ぶことが難しいため、除外しています。
ラムネと言えば、真っ先に思い浮かべるのがこちらのタイプです。
よく駄菓子屋さんに売られていて、小さい頃からなじみがあるお菓子ですよね。こちらのラムネ菓子のメリットは、片手で開けられて、スグに補給出来る点です。親指一本で蓋が開けられますし、そのまま飲み物のように容器を口に付けてグイッと斜めにすれば簡単に食べられます。この食べ方は、子供の頃にやった方も多いと思います。
それに、あまり場所を取らないため鞄に入れていても邪魔になりません。この持ち運びやすさと食べやすさが最大のメリットです。
低血糖時にはエネルギーが枯渇することから力が入らない場合が多く、力を入れないと蓋が開けられない物では、いざって時に糖分を補給することが出来ません。また、運転中など両手が使えない場合もあることから、片手でも簡単に補給出来る物を選ぶことが大切です。
他にも、袋タイプのラムネもあります。こちらは色々な味のバリエーションがあり、好みの味で選べることがメリットです。
こちらのタイプではチャック式のパウチに入っていることから、両手で開封できることが前提です。低血糖症の中でもそこまで重度で無ければ、こちらのタイプもオススメです。
それから、低血糖時は必ずしも噛んで食べられるとは限りません。時には飲み込むことも難しいときもあり、場合によってはラムネを噛んで食べるよりも飲料で糖分を補給した方が良い場合もあります。
ただ、最近の飲料ではゼロカロリーや人工甘味料入りの物が多く、低血糖症になったときにタイミングよく飲料が手に入るとは限りません。そのような場合に備えて、ゼリー飲料系のラムネもオススメです。
このような物を持ち歩けば、いざという時にも糖分を補給する事が出来ます。缶ジュースやペットボトルなどの飲料に比べて飲みやすく、持ち運びにも便利な大きさです。
オマケに温度管理の必要性が無いため常温保存が可能で、日持ちもします。いざという時のためにも、是非ストックして持ち歩きましょう。



ブドウ糖はスムーズな糖の補給に向いているから、ブドウ糖から作られているラムネはオススメだよ。
ただ、次に説明するように糖分を補給するときは、持続性のある糖の補給も組み合わせるようにしてね。
ラムネを食べる以外にも、持続性のある糖も補給しましょう。
今回はラムネの解説がメインですが、実はラムネ以外にもデンプン質など持続性がある糖での低血糖対策もオススメです。
というのも、ラムネだけの糖分補給では、吸収が早すぎることから持続性がありません。ラムネに含まれるブドウ糖は単糖類と言われ、消化の必要が無いことから比較的早く吸収、利用されます。これは、砂糖や果糖などの精製された糖分も同じです。
これらは低血糖時の速やかな糖分補給としてはメリットになるのですが、欠点として持続性が無い事が上げられます。つまり、血糖値が上がりやすい反面、すぐにまた糖が枯渇して血糖値が下がりやすいのです。
これを防ぐためには、「吸収が比較的穏やかな糖質を組み合わせる」事と、「回数頻回食」を行ってなるべく血糖値を下げないようにすることがオススメです。


吸収が比較的穏やかな糖質とはお米や芋類などのデンプン質のことで、デンプンは噛むことによって徐々にブドウ糖に分解され、徐々に吸収されていきます。
デンプン質は消化が緩やかなことから、ラムネなどの単糖類に比べて持続力が高いです。この事からも、糖分を補給する際はお米などデンプン質の物も同時に摂るようにしましょう。
オススメとしては、やはりお米です。お米はパンに比べて緩やかに消化される傾向にあるため、パンよりも持続性が高くなります。加えて、お米はおにぎりにして持ち運びもしやすいこともオススメする理由の1つです。低血糖の方は、小さなおにぎりを握って普段から持ち歩くようにしてみて下さい。
また、低血糖症はなってから対策するよりも、なる前に予防することが大切です。お団子くらいに小さく握ったおにぎりを1時間おきに食べるなど、細かく分けて食べれば、血糖値をなるべく一定以上に保つことが出来ます。
このような少ない量の食事を何回にも分けて食べる事を「回数頻回食」と言い、特に低血糖症の予防には効果が高い方法です。低血糖症の予防のためにも、是非回数頻回食を取り入れてみて下さい。
それから、お米などのデンプン質は油でコーティングすると更に吸収が穏やかになり、持続性が高まる傾向にあります。具体的には、チャーハンやピラフなど、お米を油で炒めるものがこれにあたります。
これらもの低血糖症の予防として活用出来ますので、吸収の早い糖質と吸収の遅い糖質を組み合わせて、なるべく低血糖にならないよう工夫してみて下さい。



ラムネを食べる以外にも、持続性がある糖を摂ることも大切なんだね。



うん、お米は冷やすと食物繊維に変わってさらに消化が遅くなるよ。
油で炒めたり冷やしたり、工夫しながら糖質を摂っていくことが大事なんだ。



分かった❗
色々試してみるよ❗
糖分を補給する際の注意点❗低血糖症でも糖分の取り過ぎには注意しましょう。
ここまで、低血糖症についてとオススメのラムネについて解説してきました。低血糖時は命に関わることから、速やかにブドウ糖を含む糖分を補給することが大切です。
しかし、この時には糖分の取り過ぎには注意して下さい。特に二型糖尿病や機能性低血糖症を抱えている方は、むしろ血糖値が上昇しすぎることによって逆に低血糖症を引き起こす可能性があります。
このような糖分を摂ることで血糖値が急上昇し、その後急降下してしまう状態の事を「血糖値スパイク」や「隠れ低血糖症」と言います。
血糖値スパイクや隠れ低血糖症では、インスリンの働きが低下しているために血糖値が上昇しやすく、上昇しすぎた血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンのことで、このインスリンが大量に分泌されると、今度は血糖値が下がりすぎて低血糖症に陥ってしまうのです。


例えば、低血糖になったとき、対策としてラムネを食べたとしますよね。すると、糖が吸収されて血糖値は上昇していきます。この時にラムネをいくつも食べたり、ジュースを飲み過ぎたりしてしまうと、今度は血糖値が高くなりすぎてしまい、高くなった血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。
すると、今度は大量に分泌されたインスリンによって血糖値が急激にさがりすぎてしまい、また低血糖に陥ってしまうのです。
このような血糖値の乱高下を、「血糖値スパイク」もしくは「隠れ低血糖」と言います。血糖値スパイクの原因は、主に糖質の摂りすぎとインスリンの働きが悪くなっていることが原因です。
ラムネに限った話しではありませんが、甘いものや糖分を補給する際は一気に大量に食べないように心がけて下さい。



機能性低血糖症を抱えている方は、糖質の摂りすぎがむしろ低血糖症の原因になる事があるよ。この場合は、糖質の摂り過ぎに注意してね。
機能性低血糖を抱えている方は、持続グルコース濃度測定検査とオーソモレキュラー療法を受けるのがオススメ
先ほども解説したように、低血糖症には種類があります。その中でも、機能性低血糖症を抱えている方は、低血糖症を根本から解決するためにもオーソモレキュラー療法や持続グルコース検査を受けてみましょう。
機能性低血糖症とは、先ほどの血糖値スパイクによって血糖値が乱高下し、その際に精神的な不調も引き起こされる低血糖のことです。精神的な不調としては、「異常に眠くなる」「頭がぼーっとする」「イライラが止まらなくなる」など様々な症状が引き起こされます。
このような機能性低血糖症の原因は、主にインスリンの働きが低下している事が原因ですので、単にラムネや糖質を補給しているだけではよくなりません。
また、機能性低血糖症では糖質の摂りすぎが低血糖症の原因になることから、糖質制限を薦められる場合があります。しかし、このような糖質制限も逆に低血糖症に陥りやすくなるだけで、根本解決にはなりません。
例えば、機能性低血糖症の根本は、糖代謝の悪化や消化吸収能の低下などが関係しており、このどちらも肥満や脂肪肝、口腔内の環境悪化や腸内環境の悪化などが関係しています。
また、この他にも甲状腺機能障害や貧血など様々な疾病や栄養不足が関係していている場合もあります。この事から、低血糖症を改善させるためにはこれら疾病の状態を調べ、根本からアプローチしていく事が重要です。
例えば、「甲状腺機能低下症」と「インスリン抵抗性」「副腎疲労」「アレルギー」が組み合わさって低血糖症になっている方と、「糖質の摂りすぎや摂らなさすぎ」や「貧血」によって低血糖が起きている方とのアプローチは全く違います。
また、この記事で紹介した原因以外にも、「胃の状態が悪い方」や「貧血」があるか、「甲状腺機能に問題が無いか」や「遺伝的な問題」があるかなどの問題も関係してきます。


その為には、栄養状態や疾病の状態を知ることが出来る「オーソモレキュラー療法」の血液検査を受けてみましょう。
オーソモレキュラー療法とは、68項目にも及ぶ血液検査を受ける事で、どのくらいの栄養が不足し、どのくらいの栄養を補給したら良いのかが分かる療法です。
特に機能性低血糖症においてはインスリンの働きが重要で、インスリンを構成する栄養素が不足しているとインスリンの効きが悪くなることが分かっています。
また、体内の炎症や腸内環境の悪化もインスリンの働きが低下する原因になっている事から、低血糖症を改善させるためには炎症を抑えたり、腸内環境を整えることも重要です。
その為には、やはり適切な栄養補給が大切です。オーソモレキュラー療法の検査結果はレポートにまとめられ、どんな栄養素をどれくらい摂ったら良いかの詳しいアドバイスも受けられます。








このような結果を基に、適切な栄養アプローチを行っていきましょう。根本原因からきちんと対処していくことが出来れば、低血糖症は根本から改善出来る可能性があります。
現代医療では、これら疾病も低血糖症も含め、症状を抑える薬を出されるだけで根本的な治療は行ってくれません。特にインスリンの働きを左右する栄養については、何の対処も行ってくれないところが殆どです。
そのため、機能性低血糖症などは病院に行っても治す事は出来ず、「様子を見ましょう」と言われるだけになります。これでは一向に良くなることはありませんので、治したい方は是非オーソモレキュラー療法を受けてみて下さい。
オーソモレキュラー療法の詳細については、下記ページからご覧頂けます。
また、検査をご希望の方は、上記リンクか記事最後尾のプロフィールに記載されている「オーソモレキュラー療法申し込みページ」からご相談下さい。検査に必要な手続きなどをご案内致します。
機能性低血糖症の方は、持続グルコース濃度測定検査を受けるのもオススメ
機能性低血糖症の方は、オーソモレキュラー療法と併せて持続グルコース濃度測定検査を受けて頂くのもオススメです。
持続グルコース濃度測定検査とは、針の付いたセンサーを装着し、そこから血中のブドウ糖濃度(グルコース)を継続的に測定していく検査です。この検査は主に、糖尿病の治療を目的として開発された検査です。


この持続グルコース濃度測定検査を受けると、センサーによって測定されたグルコース濃度がグラフ化され、どのような時に高血糖や低血糖になっているのかの波が分かります


このように、装着したセンサーに読み取り装置をかざすことによって血中のグルコース濃度をリアルタイムでモニタリング出来る仕組みですね。
この装置で読み取ったデータから、どのような低血糖や血糖コントロール障害が体内で起こっているかを解析することが出来ます。
例えば、
空腹時血糖が80を下回る時間が長かったら低血糖症の可能性あり。
食後血糖値が160を超えるようなら血糖値スパイクの疑いあり。
空腹時血糖が130を超えているようなら糖尿病の疑いあり。
夜間低血糖や特定の時間に低血糖が起こる場合は、糖代謝異常の疑いあり。
血糖値が60~80前後から上がらない場合は、血糖値を上げられない糖代謝異常の疑いあり。
といったように、読み取ったグラフや血糖値の傾向からどのような低血糖や血糖コントロールの異常があるのかが分かってきます。
特に機能性低血糖症では、血糖値の乱高下が低血糖症の原因となる事から、一日の内でどの時間に低血糖症になりやすいのかや、どのような食事をしたら低血糖症になりやすいのかを正確に判断し、改善していく事が重要です。
この血糖値の波を知り、改善方法を知るためにも、是非持続グルコース濃度測定検査を受けてみて下さい。
持続グルコース濃度測定検査の受け方
持続グルコース濃度測定検査のやり方についてですが、主に2通りのやり方があります。1つは、持続グルコース濃度測定検査に対応したクリニックに受診する方法と、もう一つは必要な機材をご自身で揃えて行って頂く方法です。
この持続グルコース濃度測定検査の測定自体は、病院など医療を通さなくてもご自身で必要な機材を揃えて頂ければ測定する事が可能です。
「リブレ」と呼ばれるセンサーと読み取り装置を準備し、ご自身で装着すればお好きなタイミングで血糖値をモニタリングすることが出来ます。このリブレのセンサーと読み取り装置については、楽天やアマゾンでも販売されていますので興味ある方はご自身で揃えてみて下さい。
ただし、ご自身で行う場合は医師からの解析はありません。測定結果は、全てご自身の判断の下で利用して頂くことになります。
持続グルコース濃度測定検査は、血糖値の上がり下がりを単に見ているだけで無く、その根本にある糖代謝異常の原因を探る検査です。ご自身で測定しても、そのデータを活用出来なければ全く意味がありません。データの読み方が分からない方は、きちんと医療を通して医師に解析して貰いましょう。
もし医療として受ける際は、提供している医療機関選びに注意して下さい。持続グルコース濃度測定検査は、どこでもやっているわけではなく、限られた一部の医療機関のみが行っています。また、対応していたとしても解析結果の解説や対処方法などを詳しく教えてくれる医療機関はごく僅かです。
ではどこの医療機関がおすすめかというと「オーソモレキュラー療法」に対応した医療機関で受けて頂くのがオススメです。
低血糖は単に血糖値が下がってしまうだけでは無く、肝臓や副腎疲労など様々な原因が関係しています。持続グルコース濃度測定検査を受けたとしても、その次に根本原因を調べられる検査が受けられなければ意味がありません。
オーソモレキュラー療法では、68項目にも及ぶ血液検査に加え、副腎機能の検査や持続グルコース濃度測定検査も提供しています。ご自身の状態に合わせて検査項目が選べますので、お困りの方は是非受けてみて下さい。
また、オーソモレキュラー療法のクリニックが提供している持続グルコース濃度測定検査については、測定に必要な測定器とセンサー、そして医師の解析もセットで提供されており、ご自宅にて測定可能です。
わざわざ病院まで検査を受けに行く必要はありません。解析も、電話で直接医師から解析が受けられます。低血糖症の疑いがある方は、是非こちらを活用してみてください。
ご希望の方は、記事最後尾のプロフィールに記載されている「オーソモレキュラー療法申し込みページ」からご相談下さい。検査に必要な手続きなどをご案内致します。



なるほど、低血糖にも種類や原因があるんだね・・・



そうだよ、だからこそ検査を受けるのが重要なんだ。



ラムネを食べてもどのくらい血糖が上がってるのかも分からないし・・・
分かった、持続グルコース濃度測定検査を受けてみるよ❗
低血糖時はラムネで対処出来る? 低血糖に対するラムネの効果とブドウ糖の働きとは。


以上が、低血糖対策にラムネを補給することが有効かどうかと、オススメのラムネについてでした。
ラムネにはブドウ糖が含まれており、確かに血糖値を上げてくれる作用があります。しかし、低血糖の種類によっては、ブドウ糖を取り過ぎることによって逆に低血糖症に陥ってしまう場合もありますので注意しましょう。
また、低血糖症を予防する際は、ブドウ糖などの吸収が早い糖に加えて持続的に糖分を供給できるデンプン質から補給することも有効です。小さいおにぎりなどをこまめに食べて、低血糖症を予防してみて下さい。
人の身体には、元々糖質などの栄養素や血糖値を上手く利用したりコントロールしたりする機能が備わっています。機能性低血糖症などは、この機能が正常に働けなくなってしまったことが一番の問題です。この機能を元に戻すことが出来れば、機能性低血糖症も改善出来る可能性が高いです。
是非、このあたりの原因をしっかり調べて適切なアプローチを行っていきましょう。
今回ご紹介した原因や対策、検査方法は根本原因から低血糖症を解決する際の大きな手助けになるはずです。
糖質の摂取量だけで血糖値をコントロールしようとせず、低血糖症が引き起こされている根本の原因からアプローチしていくようにしてください。



ラムネを食べただけでは、低血糖症の根本解決にはならないんだね・・・💧特に僕の低血糖症は、機能性低血糖症かも・・・💧



うん、特に二型糖尿病や機能性低血糖症の場合は、ラムネを食べているだけでは低血糖症は改善出来ないよ。低血糖にも種類があるし、色々原因があるから、ちゃんと調べてみる事が大切だね。



確かに・・・
ラムネを食べ過ぎて逆に悪くなったら意味ないもんね。
分かった、オーソモレキュラー療法も受けてみるよ❗



うん、是非受けてみて❗
オーソモレキュラー療法を行っている方には、無料で栄養カウンセリングも行っているよ❗利用してみてね❗