ビタミンEを摂取するとガンになるってホント? ビタミンE摂取によるがんリスクの真実

ビタミンEについては、「サプリメントで摂取すると逆にがん(特に前立腺がんなど)のリスクが上昇する」というニュースや噂を聞いたことがあるかもしれません。
このように言われると、ビタミンEを摂取するのが不安になったり、摂取を止めた方が良いのかなと思ったりしますよね。
実際に、ビタミンEを摂取するとがんリスクが上昇するのは本当なのでしょうか? 今回は、ビタミンEの基本を含めて、ビタミンEとがんリスクの関係について分子栄養学の観点から解説します。
ナンナンなんか、ビタミンEを摂るとガンのリスクが上がるらしいじゃん・・・💧
はる かおるあー、ビタミンEとガンの関係を検索すると、そんなようなことが言われているね
ナンナンうん、過剰摂取も怖いから、ビタミンEを摂るのは止めることにしたよ
はる かおるまさか、そんな情報を本気で信じているの❓
あの情報は、分子栄養学的にみてかなり偏ってるよ
ナンナン情報が、偏ってる❓❓
はる かおるそう。実際には、ビタミンEの基本や生化学的な内容を考慮せず、偏った内容で結論づけられているだけなんだ。このあたり、詳しく解説してあげるね
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ビタミンEを摂取するとガンのリスクが上昇する?
ビタミンEについては、「サプリメントで摂取すると逆にがん(特に前立腺がんなど)のリスクが上昇する」といわれていることがあります。
実際に、ネットでビタミンEとガンの関係性について調べると、メディアや医師が警鐘をならすニュースや記事が多く見受けられるようになりました。123
このように言われる背景には、過去に行われたある有名な大規模研究が関係しています。
例えば、米国で3万5000人以上の健康な男性を対象に行われた「SELECT(セレンおよびビタミンEがん予防試験)」という大規模な研究があります。この研究では、1日400IUのビタミンEを与えて前立腺がんの予防効果を調べました。4
RCTにおけるα-トコフェロールの前立腺癌に対する効果が注目を集めている。α-トコフェロールの肺癌に与える影響を調べたプラセボ対照介入試験(試験名称:ATBC)で、毎日50 mgの合成α-トコフェロール(25 mgのRRR-α-トコフェロールに相当)を喫煙者が摂取すると前立腺癌の発症率が34%低下することがわかった(37)。
この試験と他の3つのRCTを統合したメタ分析によって、ビタミンEサプリメントが前立腺癌のリスクを15%低減させるという結果が得られた(35)。
しかし、その後に行われた2つの大規模無作為化プラセボ対照介入試験では、ビタミンEを摂取している健康な男性において前立腺癌に対する有益性も有害性もないことがわかった。Physicians’ Healthy Study II(PHS II)では、8年間一日おきに400 IUの合成ビタミンE(180 mgのRRR-α-トコフェロールに相当)を摂取した50歳以上の14,641人の健康な男性に対して追跡調査をした(38)。
これらの男性においてビタミンE摂取は前立腺癌と全ての部位の癌に対して効果がなかった。50歳以上の35,533人の健康な男性に対して前立腺癌の予防効果がないことが実証されたため、α-トコフェロールとセレニウムの同時摂取とそれぞれの単独摂取による大規模無作為化プラセボ対照介入試験(試験名称:SELECT)は近年中止となった(39,40)。
この試験の5.5年後の追跡調査では、ビタミンE(一日400 IUのall-rac-α-トコフェロール)を単独摂取した被験者は統計学的に有意ではないが前立腺癌のリスクが上昇した(41)。
試験中止後の解析(7年の追跡調査の中央値)によって、ビタミンE摂取群はプラセボ群と比較して前立腺癌のリスクが17%高いことが示された(42)。
しかし結果は予想を裏切り、ビタミンEのサプリメントを単独で長期間摂っていたグループは、飲んでいなかったグループに比べて前立腺がんのリスクが17%有意に増加したという結果になってしまったのです。多くの専門家は、特定の条件下における高用量ビタミンE補給の危険性について警鐘を鳴らしました。
また、別の研究結果では、ビタミンEサプリメントの摂取がガンのリスクに影響しないことが明らかになっています。一般的に、ガンは活性酸素によるDNAへのダメージが原因と考えられており、この活性酸素を消去してくれるビタミンEはがんの予防にも役立つと考えられてきました。
多くの癌はフリーラジカルによるDNAの酸化損傷に起因すると考えられている。癌予防の研究の多くはα-トコフェロールによるフリーラジカルの消去能に焦点を当てている。しかし、α-トコフェロール摂取と肺癌・乳癌の発症率に有意な相関が認められないことがいくつかの大規模前向き研究で明らかになった(4)。
77,126人の男女を対象としたコホート研究で、10年間にわたるビタミンEサプリメントの使用は常習喫煙者の肺癌リスクを増大させることが示された(35)。
これまでに、ビタミンE摂取が癌のリスクに影響しないことがほとんどの臨床試験で明らかになっている。Women’s Health Studyに参加した女性39,876名の無作為化プラセボ対照試験(RCT)によって、10年間にわたって一日おきに600 IUのRRR-α-トコフェロール(400 mgに相当)を摂取しても癌の発症率と癌による死亡率に影響しないことがわかった(23)。
ビタミンE摂取は乳癌、肺癌、大腸癌のような特定組織における癌の発症率にも効果がなかった。さらに、最近の12のRCTをまとめたメタ分析でもビタミンE摂取は癌の発症率、癌による死亡率、総死亡率に影響がないと結論されたことが近年報告された(36)。
しかし、強力な抗酸化作用があると言われているビタミンEをサプリメントで摂取しても、乳癌や肺癌、大腸癌など発症率や、がんによる死亡率には影響しないことが分かりました。
つまり、これら研究結果を考察すると、ビタミンEのサプリメントはがんの予防に効果が無いどころか、摂取するとむしろ前立腺がんなどのリスクを上昇させてしまうという結果になってしまったのです。
このように聞くと、サプリメントでビタミンEを摂取する事はむしろ危険な行為のように思えますよね。
ですが、これら試験結果だけでビタミンEのがんリスクについて結論を出してしまうのは早計です。実は、これら試験結果は正確にビタミンEの働きを結論づけたものではありません。
ビタミンEにはいくつかの種類や、天然型・合成型などの種類があり、これらビタミンEの種類や働きを理解した上で、最終的な判断を行う事が大切です。
ナンナンやっぱり・・・、ビタミンEを摂るとガンになるってホントだったじゃん
はる かおるビタミンEについては、ガンとの関連性が言われているね。でも、これにはちゃんと裏があって、特定の1種類のビタミンE(α-トコフェロール)」だけを大量に摂取しているケースを誇大に言っているだけなんだ。実際には、ビタミンEが抗がん作用を発揮するのはトコトリエノールの方だよ
SELECT試験で使用された「all-rac-α-トコフェロール」って何? ビタミンEの種類と、合成型・天然型の違い
「ビタミンE」という言葉は、実は単一の成分を指す言葉ではありません。自然界には、化学的な構造がとてもよく似た「8種類の仲間(同族体)」が存在します。
これら8種類はそれぞれ異なる個性を持ち、体内で互いに補い合って働いています。そのため、分子栄養学の実践やビタミンEの働きを理解する上では、これらの違いや働きを理解することが大切です。まずは、ビタミンEの基本と、分子構造の違いによってもたらされる働きの違いを紐解いていきましょう。
ビタミンEの種類と分子構造の違い
まず、ビタミンEの仲間は、後ろにくっついている「側鎖(しっぽ)」の構造の違いによって、大きく「トコフェロール」と「トコトリエノール」の2つのグループに分かれます。

さらに、それぞれのグループの中に、分子の頭にあたる部分(クロマン環)の構造の違いによってα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類が存在します。5

これらは、分子構造の違い(しっぽの柔軟性)によって、トコフェロールとトコトリエノールは体内で全く異なるアプローチで私たちの健康をサポートしています。それぞれの具体的な働きと、なぜその違いが生まれるのかを詳しく見ていきましょう。
- トコフェロール: α、β、γ、δ の4種(主に持続性・ホルモン調節・血流改善)
- トコトリエノール: α、β、γ、δ の4種(主に即効性・抗炎症・神経保護・がん予防)
トコフェロールの主な働き:体内のベースを守り、巡りを整える
トコフェロール(特にαトコフェロール)は、血液中に長く留まることができるため、「じっくりと持続的に、体全体のベースを整える」のが得意という特徴があります。また、強力な抗酸化作用をもち、細胞膜を酸化から守ったり、ホルモンの作用を整えて妊娠する力をサポートするのもトコフェロールの働きです。6
例えば、血液によって全身の細胞へ運ばれたトコフェロールは、細胞膜の脂質部分にじわじわと定着します。そして、呼吸によって発生する活性酸素から細胞膜が酸化(サビる)されるのを24時間体制でブロックし続けます。この安定した持続力こそが、トコフェロールの最大の強みです。
また、ビタミンEの発見のルーツである「生殖機能への関与」は、主にトコフェロールの働きです。脳の下垂体や副腎、卵巣といったホルモンを分泌する器官に高濃度で存在し、女性ホルモン(プロゲステロンなど)や男性ホルモンの代謝をスムーズにします。自律神経の乱れや更年期症状、月経不順のケアにおいて欠かせない栄養素として働きます。
この他、 毛細血管を広げ、血流を改善する働きもあります。トコフェロールは、血管の壁にある内皮細胞を保護し、血管を拡張させる物質(一酸化窒素=NO)の産生を促します。これにより、血液がドロドロになるのを防ぐとともに、細い毛細血管まで血液がスムーズに流れるようになり、冷え性や肩こりの改善、動脈硬化の予防に貢献します。
トコトリエノールの主な働き:シャープに効く、スーパービタミンE
トコトリエノールは、トコフェロールに比べて細胞膜への浸透スピードが数十倍と言われています。これにはトコトリエノール特有の3つの二重結合を持つ分子構造にあり、「細胞の深部にまで入り込み、ピンポイントで強い作用を発揮する」のが得意なためです。7
このため、慢性炎症を抑えたり、がんを予防したり、脳の神経細胞を保護したりと、様々な働きがあります。
例えば、脳は大部分が脂質でできているため、非常に酸化しやすい臓器です。トコトリエノールはその優れた浸透力で脳の関門(血液脳関門)を通過し、神経細胞を酸化ストレスによる毒性から強力に保護します。
また、糖尿病やがんなど、病気の根本原因には「慢性炎症」が関わっているとされています。ビタミンEは、この慢性炎症の引き金である、細胞内の転写因子(NF-κB)の活性化を強力にブロックします。これにより、炎症性サイトカインという悪玉物質が作られるのを根本から防ぎます。
加えて、ガン細胞自体も押さえ込む働きを持っています。がん細胞は、自らを増殖させるために、新しい血管(新生血管)を勝手に作って栄養を奪おうとします。トコトリエノールは、この血管新生を阻害したり、がん細胞に自死(アポトーシス)を促したりする作用が、トコフェロールよりもはるかに強いことが分かっています。
トコトリエノールは、単なるサビ取り(抗酸化)にとどまらず、細胞の中の「スイッチ」を切り替える働きがあります。例えば、細胞の異常な増殖を促す酵素(プロテインキナーゼCなど)が暴走すると、細胞の増殖や炎症反応のシグナルが過剰に伝達され、ガンの悪性化や糖尿病、神経変性疾患などを引き起こす原因と言われています。トコトリエノールは、これらの働きをピンポイントで抑え、細胞の暴走をコントロールします。
このほか、トコトリエノール特有の働きとして、コレステロールの過剰な合成を安全に抑制する働きがあります。コレステロールは主に肝臓で合成されており、主に糖質や脂質、タンパク質を材料に合成されます。
このコレステロールが肝臓で作られる際、その鍵を握る酵素(HMG-CoA還元酵素)があります。トコトリエノールはこの酵素の分解を促し、コレステロールの過剰な合成を安全に抑制することで、結果的に血中のLDLコレステロール値を改善させる働きがあります。
分子構造の違いにおける生理活性と即効性・持続性の違い
トコフェロール・トコトリエノールのα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の8種類は、それぞれ「得意分野」や「働くスピード」が異なります。分子栄養学を実践する際には、この違いもよく理解しておくことが重要です。

まず、トコフェロールとトコトリエノールでは、生理活性(体内での利用されやすさ)の強さが異なります。生理活性が最も高いのは、「トコフェロール」の方です。そして、トコフェロール同族体の中で最も体内、特に血液中で最も長く留まり、効率よく使われるのは「α(アルファ)」の形です。そのため、一般的な栄養学では「α-トコフェロール」の量を中心に計算されます。
次に、抗酸化力(ピュアなサビ取り能力)の強さの違いです。トコフェロールとトコトリエノールでは抗酸化力に違いがあり、トコトリエノールの方が抗酸化力が強いという特徴があります。そして、トコトリエノール同族体の中でもδ(デルタ)型が最も抗酸化力が強いとされています。8
実は、純粋な「物質としての抗酸化力」を試験管の中で比較すると、生理活性とは真逆になり、「δ(デルタ)」や「γ(ガンマ)」の方が強力です。
そして、トコフェロールとトコトリエノールでは、即効性と持続性にも違いがあります。トコフェロール(持続性)は体内に長くとどまり、じわじわとホルモンバランスの調整や血流改善、慢性的な抗酸化作用を発揮します。
一方、トコトリエノール(即効性)は細胞膜へ素早く移行し、ダイレクトに強い抗炎症・神経保護などの作用をカチッと発揮します。これは、トコトリエノールには3つの二重結合があり、「細胞の深部にまで入り込み、ピンポイントで強い作用を発揮する」のが得意なためです。
この「3つの二重結合」があるかないかで、体内での動きに劇的な差が生まれます。私たちの細胞を包む「細胞膜」は、油(脂質)でできており、常に柔軟に動いている流動的な組織です。
トコフェロールの硬いしっぽに比べ、トコトリエノールは3つの二重結合があるおかげで、分子全体が非常にしなやかで高い柔軟性を持っています。この柔軟性があるからこそ、細胞膜の脂質の隙間にスルスルと素早く侵入し、膜全体へ均一に、そして圧倒的なスピードで広がることができます。

この「優れた細胞膜への浸透力」こそが、トコトリエノールが細胞内で素早く情報を伝え、炎症を抑え、神経を守り、過剰なコレステロール合成を安全にブロックできる最大の理由です。9
このような圧倒的なスピード感、抗がん作用から、トコトリエノールは「スーパービタミンE」と呼ばれています。ビタミンEの働きや抗がん作用について理解する際は、これらビタミンEの種類や分子構造をよく理解することが重要です。
ナンナンなるほど、ビタミンEには色々と種類があって、それぞれ働きが違うのか
はる かおるそうなんだ。ビタミンEとガンの関係性について理解するには、このビタミンEの基本を抑えておくことが重要だよ
天然型のビタミンEと、合成型ビタミンEの違い
ビタミンEの働きを理解する上で、もう一つ重要な違いがあります。それは、「合成型」と「天然型」の違いです。
実は、サプリメントに配合されているビタミンEには「天然型」と「合成型」の2種類があります。価格は合成型の方が圧倒的に安く、普通に見た限りでは違いは殆ど分かりません。ですが、この2つには明確な違いがあります。
その違いとは、「分子の立体構造」と「肝臓での認識システム」による生体内利用効率の圧倒的な違いです。この違いにより、ビタミンEの働きや期待出来る効果にも大きな違いが現れてきます。
実は、先ほどの研究結果で使用されていたビタミンEは、「合成型」のビタミンEでした。つまり、ビタミンEを摂取すると癌になるという研究結果は、食品に含まれている自然な形のビタミンEでテストされたものではなかったのです。
では、具体的に合成型と天然型ではどのような違いがあるのでしょうか? まず、サプリメントの成分表示で天然と合成を見分ける基本的なサインを知っておきましょう。頭に付いているアルファベットが目印です。
- 天然型ビタミンE:
d-(例:d-α-トコフェロール)- 植物の油などから抽出された、自然界に存在するそのままの形です。(※最新の化学的呼称では「RRR-」と表記されることもあります)
- 合成型ビタミンE:
dl-(例:dl-α-トコフェロールまたはall-rac-α-トコフェロール)- 石油などの原料から、化学合成によって人工的に作られた形です。(※「all-rac-」と表記されることもあります)
このように、パッケージにdl-α-トコフェロールと書かれていたものであれば、それは合成のビタミンEである事を表しています。
この合成型のビタミンEは、天然型と比べてビタミンE本来の力を発揮することが出来ません。なぜ「合成型」は本来の力を発揮できないのでしょうか? これには、立体異性体の問題(鏡映し)が関係しています。
化学式(炭素や水素の数)だけで見れば、天然型も合成型も全く同じ「ビタミンE(C29H50O2)」です。しかし、分子を3Dの立体モデルで見たときに、決定的な違いが生まれます。
まず、自然界で作られる天然型(d-)は、すべての分子が「体内の受容体にピタリとはまる、正しい向き(立体構造)」を持っています。これが、「d-α-トコフェロール」です。
一方で、工場で化学合成を行うと、どうしても分子のパーツの「向き」がランダムにくっついてしまいます。これを立体異性体(ラセミ体)と呼びます。イメージとしては、右手と左手のように、構成しているものは同じでも、鏡合わせにすると重ならない関係性のことです。

合成型(dl-)のビタミンEの中には、8種類の異なる立体構造が混ざり合って出来上がってしまいます。そして、その8種類のうち、自然界のビタミンEと全く同じ形をしているのは「たった1種類(全体の12.5%)」しかありません。残りの7種類は、自然界には存在しない「偽物の形」をしたビタミンEなのです。
この「偽物の形」が混ざっていることが、体内で大きな問題を引き起こします。例えば、私達の身体がビタミンEを吸収して全身に運ぶためには、肝臓にある「α-TTP(α-トコフェロール輸送タンパク質)」という専用の関所のような機能が関わっています。
このα-TTPは、正しい形をしたビタミンEを選び出して全身の血液に送り出す非常に厳格な「鍵穴」を持っています。 天然型(d-)のビタミンEは、正しい形をした「純正の鍵」なので、α-TTPにピタリとはまり、スムーズに全身の細胞へ運ばれます。
しかし、合成型(dl-)に含まれる残りの7種類の「偽物の形」をしたビタミンEは、鍵穴の形に合わないため、α-TTPに弾かれてしまいます。全身へ運ばれることなく、そのまま尿や胆汁とともに体外へ排泄されてしまうのです。

このような分子構造の違いから、合成型(dl-)は天然型(d-)に比べて、体内での利用効率(生理活性)が半分以下に落ちてしまうことが分かっています。
また、不自然な立体構造を持った合成ビタミンEが細胞膜に紛れ込むことで、正常な細胞の働き(シグナル伝達など)を邪魔してしまうリスクもゼロではありません。加えて、お薬や安価なサプリメントに含まれるビタミンEには、酢酸dl-αトコフェロールのように、さらにエステル化されたものもあるため、吸収率や利用効率、抗酸化力は天然型に比べて非常に劣ります。
そのため、 合成型ビタミンEを使用した場合と、食品などに含まれている天然型のビタミンEを使用した場合では、体内での働きや結果も変わってくる可能性が高いと言えます。
ナンナンご、合成のビタミンE❗❓
ビタミンEって合成で作られてたの❗❓
はる かおるそう、ビタミンEには人工的に合成されたものと、食品などに含まれている天然型があるんだ。ビタミンEとガンの研究でリスクがあるとされているのは、合成のビタミンEが使われていたんだ
抗がん作用があるのはトコトリエノール
また、先ほどの「SELECT(セレンおよびビタミンEがん予防試験)」では、「α-トコフェロール」のみが使用されていましたが、実は抗がん作用があるビタミンEは「トコトリエノール」の方です。
繰り返しになりますが、トコトリエノールは、トコフェロールに比べて細胞膜への浸透スピードが数十倍と言われています。これにはトコトリエノール特有の3つの二重結合を持つ分子構造にあり、「細胞の深部にまで入り込み、ピンポイントで強い作用を発揮する」のが得意なためです。
このため、慢性炎症を抑えたり、がんを予防したり、脳の神経細胞を保護したりと、様々な働きがあります。
例えば、がん、糖尿病、動脈硬化、アルツハイマー病、老化など、あらゆる現代病の根底には、体の中で火事が起き続けているような状態である「慢性炎症」が関わっているとされています。
この慢性炎症の発生には活性酸素によるダメージが関係しており、細胞膜が活性酸素によって酸化されると、細胞内では「炎症のスイッチ(NF-κBなど)」が入って炎症を引き起こす物質が次々と作られてしまいます。ビタミンEの働きの1つである強力な抗酸化作用は、この細胞膜のサビ(酸化)を未然に防ぐため、この炎症のスイッチ自体がONになるのを根本からブロックしてくれます。
特に、天然型のビタミンEに含まれる「γ(ガンマ)-トコフェロール」や「トコトリエノール」は、痛みや炎症を引き起こす酵素(COX-2)の働きを直接抑える性質を持っています。これは、病院で処方される抗炎症薬(消炎鎮痛剤)に極めて近いメカニズムであり、薬のような副作用を出すことなく、体内の慢性炎症を穏やかに鎮めてくれる働きがあります。10
また、私たちの体内では、健康な人であっても毎日数千個ものがん細胞(異変を起こした腫瘍細胞)が発生しています。それでも多くの人が発がんしないのは、免疫細胞がそれらを発見して速やかに排除しているためです。
しかし、加齢や強いストレス、栄養不良が続くと、免疫の主役である「T細胞」という細胞が酸化ストレスによって弱り、がん細胞を見逃すようになってしまいます。
ビタミンEは、このT細胞の細胞膜を酸化から守り、免疫細胞としての攻撃力や情報伝達能力を正常に保つ(若返らせる)働きがあります。自前の免疫システムがしっかりと機能することで、腫瘍細胞が大きくなる前に「初期の芽」の段階で安全に処理できるようになるのです。
そして、もし腫瘍細胞が免疫の目をかいくぐって増殖し始めたとしても、ビタミンE(特にトコトリエノール)は、がん細胞に対してアポトーシス(細胞の自死)を誘導し、腫瘍細胞の増殖を抑制する働きがあります。

がん細胞は本来、死なずに増殖し続ける異常な細胞ですが、トコトリエノールはがん細胞の内部に「自分で死になさい」という命令(アポトーシス信号)を送り、自滅を促す働きがあることが数々の研究で報告されています。11
また、がん細胞は、周囲から栄養や酸素を奪い取るために、自分専用の新しい血管(新生血管)を勝手に伸ばして拡大しようとします。ビタミンEは、このがん細胞に栄養が行き渡らないよう、新しい血管が作られるのを邪魔する働き(血管新生阻害作用)も持っています。
このように、腫瘍の増殖を抑えたり、慢性炎症を強力に鎮めたりする主役は、α-トコフェロールではなく、実は「γ-トコフェロール」や「トコトリエノール」です。α単体だけを大量に入れると、これら強力な抗腫瘍・抗炎症作用を持つ仲間たちが体から追い出されて枯渇してしまいます。
過去の大規模研究(SELECT試験など)では、むしろ逆にがんリスクを上げてしまうという結果になってしまいましたが、この理由は腫瘍の増殖を抑えたり、慢性炎症を強力に鎮めたりする働きがあるγ-トコフェロールやトコトリエノールを摂取せず、「合成のα-トコフェロール単体」を大量に摂取してしまったためと考えられます。
このように、ビタミンEを摂取すると癌のリスクが上昇したとする研究結果の背景には、自然界に含まれる自然な形のビタミンEではなく、「合成のα-トコフェロール単体」を大量に摂取するという不自然な行為の結果、得られたものだったというわけです。
ナンナンなるほど・・・
ビタミンEに抗がん作用があると言われているのは、トコトリエノールの方だったんだね
はる かおるそうそう。ビタミンEには強力な抗酸化作用や抗がん作用があると言われているけど、その働きはトコトリエノールがメインで、その他の同族体と協力しながら働くことで初めて力を発揮出来るんだ
合成型の単体・大量摂取が危険! ビタミンEは「フルスペクトラム」で摂取がオススメ
以上の内容から、もう一度SELECT試験の結果とビタミンEの関係を考察してみましょう。
まず、日々の食事からビタミンEを豊富に摂取している人たちを調べた数多くの研究では、逆にがんのリスクが低下するという結果が出ています。食事から天然のビタミンEをしっかり摂っている人は健康を維持できているのに、なぜSELECT試験のサプリメントではがんリスクが増加してしまったのでしょうか。
この矛盾を解く最大の鍵は、被験者に投与されていたサプリメントの中身にあります。SELECT試験で使われていたのは、合成型の「dl-α-トコフェロール酢酸エステル」というたった1種類の成分だけでした。12
通常、アーモンドや緑黄色野菜などの食品に含まれる天然のビタミンEには、α-トコフェロールだけでなく、強い抗炎症作用や抗がん作用を持つ「γ(ガンマ)-トコフェロール」や「トコトリエノール」など、8種類の同族体がバランスよく含まれています。何か1種類のトコフェロールだけが不自然に大量に含まれているなんてことは、自然界では絶対にありえません。
このような「特定の1種類のビタミンE(α-トコフェロール)」だけを大量に摂取した場合、体内で非常に深刻な問題が起きます。 肝臓にある輸送タンパク質(α-TTP)がα-トコフェロールで占領されてしまうため、がん予防や抗炎症に極めて重要な役割を果たす「γ-トコフェロール」などの他の有益な同族体が体内から追い出され、枯渇してしまうのです。(吸収の阻害)
また、ある種の抗酸化剤が単独で大量に存在し、それを再生させるビタミンC等のネットワークが存在しない場合、条件によっては細胞を守るどころか、逆に「酸化促進剤(プロオキシダント)」として作用し、細胞を傷つけてしまう可能性もあります。
ビタミンCのような抗酸化作用を持つ栄養素は、酸化した他の栄養素をもう一度働ける状態に還元することで相乗効果を発揮し、より効率的な抗酸化作用を促すことが出来ます。

例えば、細胞膜にたどり着いたビタミンEは、活性酸素から身を挺して細胞を守ることで自らが酸化して(サビて)しまいます。この酸化したビタミンEを再生して再度利用出来るようにしてくれるのが、ビタミンCやコエンザイムQ10などの抗酸化ネットワークを形成する栄養素達です。
水溶性のビタミンCは、酸化したビタミンEに自身の電子をサッと渡して抗酸化力を復活(再生)させ、脂溶性のコエンザイムQ10は細胞膜の中で直接ビタミンEをサポートします。13
ビタミンCやコエンザイムQ10は、ビタミンEを還元させることで自身の抗酸化力は失ってしまいますが、今度は「αリポ酸」が抗酸化力を失ったビタミンCやコエンザイムQ10をもう一度働ける状態に還元することで抗酸化力を取り戻すことが出来ます。
このように、抗酸化力を失った抗酸化栄養素をもう一度働ける状態に還元してくれる栄養素のネットワークを、「抗酸化ネットワーク」と言います。
もし、このような抗酸化ネットワークを考慮せずに特定の抗酸化ビタミン(合成のα-トコフェロールなど)を単体で大量に摂取した場合、働きを失ったビタミンEが再生出来ずに「使い捨て」となり、体内での代謝(再利用)が回らず急激に枯渇してしまいます。
すると、本来は強力な抗酸化作用があるはずのビタミンEが抗酸化力を発揮出来なくなり、むしろビタミンEを再生するためにビタミンCやコエンザイムQ10などの消耗・酸化を加速させてしまうという状態になってしまうのです。
このように、「特定の1種類のビタミンE(α-トコフェロール)」だけを大量に摂取するのは非常に危険です。
一般的に、市販されているサプリメントや海外の安価なサプリメントでは、上述したように「dl-α-トコフェロール」という合成型のみや、「d-α-トコフェロール」の単一成分しか含まれていない物が殆どです。(一般的に、ビタミンEと表記されている場合、それはd-α-トコフェロールやdl-α-トコフェロールを指します)
このようなサプリメントを安易に大量摂取すると、体内のビタミンEバランスが崩れ、がんなどのリスクを上昇させてしまう恐れがあります。
ビタミンEには強力な抗酸化作用や抗がん作用などが期待出来ますが、選ぶサプリメントの質を誤ってしまうと、逆効果となってしまう恐れがあるのです。
分子栄養学に基づく正しいビタミンEの摂取方法
では、どのようにすれば安全にビタミンEを摂取することが出来るのでしょうか?
結論としては、自然界の食べ物と同じように、α・β・γ・δすべてのトコフェロールとトコトリエノールが揃った「フルスペクトラムの天然ビタミンE」を摂取することが大切です。ビタミンEは8種類の同族体がお互い協力しながら働いていますので、サプリメントを用いる際も、複数の同族体をバランス良く摂取できるものが必要になります。
例えば、分子栄養学においては、これら8つの同族体がチームとして補い合うことで、初めて以下のような複雑な生活習慣病や不調に対して、強力なアプローチが可能になると考えます。
- 認知機能の維持・低下予防: トコフェロールによる「血管の保護」と、トコトリエノールによる「神経細胞の保護」のダブルアプローチ。
- 歯周病予防: 歯ぐきの毛細血管の血流を良くし(トコフェロール)、局所の強い炎症を鎮める(トコトリエノール)。
- 脂肪肝(NASHなど)の改善: 肝臓でのコレステロール合成を抑えつつ(トコトリエノール)、肝細胞の膜を酸化から守り抜く(トコフェロール)。
トコフェロールとトコトリエノールを合わせた、これら4×2=8種類のネットワークが連携して働くことで、私たちの体内ではじめて多彩なアプローチが可能になります。
そのため、サプリメントを選ぶ際も、単一の「α-トコフェロール」だけでなく、トコトリエノールや他の同族体(βやγ、δ)がバランスよく含まれた「フルスペクトラム(全種類含有)」のものを選ぶことが重要です。
分子栄養学ではこの事を考慮し、天然由来の食品成分を原材料として使用した、複数のトコフェロール(α、β、γ、δ)やトコトリエノールなどの栄養成分がフルスペクトラムで含まれている「分子栄養学実践専用サプリメント」が用いられています。
同じ「ビタミンE」という名前のサプリメントでも、含まれている栄養成分や使われている原材料(天然か合成か、単一か複合か)には大きな違いがあります。また、それによって得られる結果も「健康への寄与」から「がんリスクの上昇」へと正反対に変わってくる恐れがあります。
ビタミンEのサプリメントを選ぶ際は、これらの違いを考慮して質の高いサプリメントを選ぶようにしてみて下さい。
また、ビタミンE不足の場合やビタミンEの需要が高いときには、ビタミンEに加えて、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、コエンザイムQ10などをセットで摂取する事が基本です。
「ビタミンEが不足しているならビタミンEだけを補給すれば良いのでは?」と思うかも知れませんが、ビタミンEだけを摂取してもあまり意味はありません。ビタミンEは、吸収されて肝臓に運ばれた後、ビタミンEを選び出す専用の輸送タンパク質(α-TTP)や、血液中を移動するための運搬船(リポタンパク質)に乗せられて運ばれています。
加えて、ビタミンEは脂溶性のため、水に溶けにくく脂に溶けやすいという特性があります。そのため、ビタミンEを吸収する際には、体内では脂質や脂溶性ビタミンを水と混ざりやすくするために、肝臓から「胆汁酸」が分泌されています。
この胆汁酸は、あぶらと水を混ざりやすくする「乳化」という働きがあり、あぶらやビタミンEなど脂溶性ビタミンの吸収を助けています。この胆汁酸はコレステロールを元に肝臓で合成され、分泌されていることから、ビタミンEの吸収には十分なコレステロールが必要です。
これらはすべてタンパク質から作られていることから、ビタミンEを吸収して利用するためには、ビタミンE以外にもタンパク質やビタミンB群など、その他ビタミンEと協力して働く栄養素も同時に摂取することが必要です。
特にタンパク質を利用するためには補酵素としてビタミンB群が必要になります。ビタミンBには8種類あり、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称してビタミンB群(コンプレックス)と言います。
このビタミンB群が無いとタンパク質が十分に利用出来なくなってしまうことから、タンパク質を摂るときは必ずビタミンB群も摂るようにして下さい。
そして、細胞膜にたどり着いたビタミンEは、活性酸素から身を挺して細胞を守ることで自らが酸化して(サビて)しまいます。この酸化したビタミンEを再生して再度利用出来るようにしてくれるのが、ビタミンCやコエンザイムQ10などの抗酸化ネットワークを形成する栄養素達です。

特に、抗酸化ネットワークには「ビタミンE」「ビタミンC」「コエンザイムQ10」「αリポ酸」「ナイアシン」が関わっていることから、ビタミンEを摂取する際はこれらの栄養素も同時摂取するようにしてみて下さい。
私達の身体を作っている細胞膜は、酸化されやすいオメガ3系脂肪酸(DHA・EPA)やオメガ6系脂肪酸、コレステロールなどから作られていて、特に酸化されやすい部分です。

抗酸化栄養は、身体の中でも特に酸化されやすい細胞膜に含まれる油を酸化から守ったり還元したりすることで、細胞膜を酸化から守ってくれます。この細胞膜を酸化から守ることが、動脈硬化の予防や改善にも繋がります。
ビタミンEが働くためにはこれら栄養素とチームで働いていますので、ビタミンEを摂取する際は、これらビタミンEの再生を助ける働きのある栄養素も、同時に摂取するようにして下さい。
ビタミンE不足や需要が高い時に対する基本的な分子栄養学的アプローチ(1日あたり)
- タンパク質
- ビタミンB群 VB1レベルで100mg〜
- ビタミンC 3,000mg〜
- ビタミンE 400IU〜(ミックストコフェロール・トコトリエノール)
- グルタチオン
- αリポ酸
- コエンザイムQ10 300mg〜
この他、ビタミンEの詳しい事については下記の記事で解説しています。ここでは解説し切れていないビタミンEの基本や代謝、分子栄養学的アプローチについて解説していますので、さらに学びたい方は是非読んでみて下さい。

ナンナンなるほど、つまりビタミンEとガンについては、合成のビタミンEを大量に摂取した結果であって、食品に含まれている自然な形のビタミンEの結果じゃないって事なんだね
はる かおるそういうことだね。人工的に合成されたビタミンEと食品に含まれている自然な形のビタミンEは、体内で違った働きをするってことだね。だからこそ、サプリメントを選ぶときは食品由来の天然型が含まれているものを選ぶことが大切なんだ
ビタミンEを摂取するとガンになるってホント? ビタミンE摂取によるがんリスクの真実まとめ

以上が、ビタミンEを摂取するとがんリスクが上昇するかについてと、ビタミンEの基本、ビタミンE不足に対する基本的な分子栄養学的アプローチについてでした。
ビタミンEには強力な抗酸化作用や抗炎症作用があり、もともとは抗不妊作用のある栄養素として発見されたビタミンです。ビタミンEにはトコフェロールとトコトリエノールの二種類があり、合計で8種類の同族体があります。
ガンのリスクが上昇したとされる研究結果の背景には、これら同族体の存在を無視し「合成のα-トコフェロール単体」を大量に摂取するという不自然な行為の結果、得られたものでした。そのため、この研究結果を基にビタミンEががんリスクを上昇させると結論づけることは出来ません。
また、ガンには生活習慣も大きく関わっているとされています。食生活など生活習慣に問題がある場合は、糖質や脂質、アルコールの摂り過ぎを改め、食生活と栄養状態の改善、運動習慣を取り入れていくことも必要です。
そして、積極的な抗酸化アプローチが必要な場合は、ビタミンEを単品で大量に摂取せず、フルスペクトラムのビタミンEやビタミンC、コエンザイムQ10などお互い協力して働く栄養素も同時に摂取するようにして下さい。
ただし、ビタミンEが体内で問題なく消化・吸収出来るかどうかは、人それぞれ異なります。ビタミンEの需要が増加する背景には人によって様々あり、人によって原因が異なりますので、ご自身に合った分子栄養学的アプローチを行うようにして下さい。
今回の記事でご紹介した分子栄養学的アプローチは、あくまで目安ですので、ご自身にあった分子栄養学的アプローチについてはオーソモレキュラー療法を受けて下さい。
オーソモレキュラー療法の申し込み方法については、オーソモレキュラー療法・無料栄養相談申し込みページ で詳しくご案内しております。ご興味ある方は是非こちらもご覧下さい。
- ビタミンE、Cは中高年男性の癌リスクも下げない ↩︎
- 「健康のためにビタミン剤」それ、本当に大丈夫ですか? ↩︎
- ビタミンAとEのサプリにリスク、がんとの関連示す研究も ↩︎
- https://www.carenet.com/news/journal/carenet/24572 ↩︎
- 日本微量栄養素情報センター ビタミンE ↩︎
- オーソモレキュラー栄養医学研究所 ビタミンE ↩︎
- オーソモレキュラー栄養医学研究所 ビタミンE ↩︎
- オーソモレキュラー栄養医学研究所 ビタミンE ↩︎
- https://tocotrienol.org/jp/tocotrienol/生物活性/ ↩︎
- https://tocotrienol.org/jp/tocotrienol/生物活性/ ↩︎
- https://tocotrienol.org/jp/tocotrienol/生物活性/ ↩︎
- 日本微量栄養素情報センター ビタミンE ↩︎
- オーソモレキュラー栄養医学研究所 ビタミンE ↩︎







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